先日の話。やはり納得いかないのでごちゃごちゃ綴ってみる。 興味ない人はスルーの方向で。I・O DATA製の無線LANアクセスポイントでWDSを有効にした場合、アクセスポイント間の通信が暗号化されないという話。 無線LANアクセスポイントにはノートPCなどの無線端末を収容する機能に加え、複数のアクセスポイント同士を接続するWDSと呼ばれる機能がある。これを使ったブリッジを有効にすると、インターネット回線のある部屋と離れた居間などを無線でつないだりすることができる。アクセスポイントに暗号化の設定をするとノートPCとアクセスポイントの間の通信は確かに暗号化されるが、アクセスポイント同士の通信は平文でやりとりしているようなのだ。つまりアクセスポイントをまたぐ通信は結局すべて丸見えとなる。これではせっかく封をして投函した封書をほどいて郵送しているようなものだ。暗号化の意味がまるでない。この件に関し
2人の研究者が無線システムで利用されている暗号化技術を解読する手法を発見した。この手法では、辞書攻撃のように膨大な数の単語を試す必要がないという。詳細については、来週東京で開催の「PacSec 2008」で発表される予定だ。 PCWorldの報道によると、Erik Tews氏とMartin Beck氏の2人の研究者が「Wi-Fi Protected Access(WPA)」で利用されている暗号化プロトコル「Temporal Key Integrity Protocol(TKIP)」を解読する手法を発見したという。さらには、解読にかかる時間は15分程度とのことだ。この手法はWiFiアダプターのデータに対してのみ有効で、PCからルータに移動するデータ保護に使われる暗号化キーが解読されたわけではない。 以前から、TKIPは、辞書に載っている言葉を片っ端から試す攻撃手法である辞書攻撃(dictio
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