『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(独: Die Meistersinger von Nürnberg)は、19世紀ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーが作曲した楽劇である。ワーグナーの楽劇の中では唯一の喜劇である[1]。リブレットも作曲者自身による。 概要[編集] 音楽・音声外部リンク 16世紀中ごろのニュルンベルクを舞台としており、全3幕、15場からなる。上演時間は約4時間20分(第1幕:80分、第2幕:60分、第3幕:120分)[1]。 初期のオペラ『恋愛禁制』(1836年完成)を除けば、ワーグナーの作品中唯一の喜劇である[2]。 ワーグナーのドレスデン時代である1845年に完成・初演された歌劇『タンホイザー』と対をなす喜劇的作品として着想され[1][3]、草稿が書かれたが、本格的な台本執筆はウィーンに在住していた1861年であり、翌1862年から作曲、1867年の完成まで20年