2011年3月11日の東日本大震災に伴う、東京電力福島第一原子力発電所の事故から2年半余の時間が経過した。これまで、EM技術による放射能対策とその実績は本DNDや拙著シントロピー(蘇生)の法則(地球環境共生ネットワーク刊)等でも述べた通りである。 福島における復興推進EM活用モデル事業は、30団体余となり、その成果は確たるものになりつつある。本DND第60回でEMによる乳牛の内部被曝対策について、その顕著な効果について述べたが、今回のデータは、その牛舎から発生する液状の糞尿、すなわち、スラリーを牧草地に散布した結果である。 EMによる乳牛の内部被曝対策は確たるものとなり、試験に協力してくれた瀧澤牧場では、今では5割以上自前の牧草に切り換えており、牛乳の放射能汚染も、限りなく検出限界に近づいている。 本結果の特異的な面は、EM処理スラリーを処理された土壌の放射性セシウムが経時的に着実に減少し