どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の食事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点で食の課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 東京大学大学院理学研究科の早野龍五教授が、twitterを通して「給食の放射能調査を」と呼びかけている。 早野教授は、福島第一原子力発電所の事故直後から、twitterでさまざまな情報を提供しており、特に適切な一次情報を迅速に、コメント付きで教えてくれることで信頼を集め、今では約14万人のフォロワーがいる。 早野教授は9月上旬、給食の放射能調査を提案し、ネットでアンケートを実施した。そして、結果を先日公表した。教授の提案、そしてアンケート結果は、食の安全・安心を考えるうえで極めて興味深い。その提案の意味を考えてみたい。 ●知り