「母乳についてのあれこれ」も1ヶ月近く書き続けていました。まだ不定期に続きますが、一旦、一休みです。 母乳育児についてはこれまで書いてきたように、1980年代から90年代ぐらいまでの「それまで言い伝えられてきた個人的な体験談」がベースの話を助産師や医師が勧めてきた時代に比べて、2000年代ぐらいになると「科学的な」話がだいぶ増えてきたようです。 でもたしかに母乳の成分など一見「科学的」な話だけれども、「母乳をあげることが『最も良い』こと」といった価値観や思想を伴うと、その有効性だけが独り歩きしてしまうように感じます。 そして医療従事者側が「完全母乳」という言葉を使い出したときに、「科学のようで科学でないもの」に果てしなく近づいていく危うさを感じてしまうのです。 母乳のメリットあるいはミルクのデメリットが「科学的な装い」の言説で「針小棒大」に伝えられると、目の前の赤ちゃんが混合栄養で元気に無
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く