鍼(はり)の知恵を語る「蓮風の玉手箱」をお届けします。東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科教授の川嶋朗(かわしま・あきら)さんと、鍼灸学術団体「北辰会」代表の藤本蓮風さんとの対談の15回目です。前回のサプリメントに続いて、今回は「アロマテラピー」と「ホメオパシー」について川嶋さんが語ってくださっています。ホメオパシーについては様々な意見があるようで、川嶋さんも単に西洋医学を否定しているだけの民間人が医療として行うことには疑問を呈しています。(「産経関西」編集担当) 蓮風 サプリメントの話のついでに聞きたいのですが、「アロマテラピー」とはどういうものですか。 川嶋 漢方生薬は水で抽出しますよね。アロマテラピーというのは、湯気の方にあがってくる成分を引き出して、それを利用するものです。だから、ベースはほとんど一緒です。 蓮風 蒸留みたいなものですね。 川嶋 蒸留です。漢方薬は一部動物や鉱物が含
![【蓮風の玉手箱】東京有明医療大・川嶋朗教授との対話(15):産経関西(産経新聞大阪本社情報サイト)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dd8a406f64dce61cc6e614c69ec6c68791a0b4c1/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.sankei-kansai.com%2Ftmpl-img2012%2Fog_image.png)