信州大学が子宮頸がんワクチン研究について不正がないという調査結果を公表した。正直いって、私はこの問題が告発された当初は告発側の主張事実が正しいなら不正があると思うものの、最後までどうなるかわかないと思っていた。 なぜなら、今まで研究機関がでたらめに調査した例をいくつも見てきたからだ。特に事件が大事だったり、被告発者が高位者の場合にその傾向が顕著だ。この問題は不正であれば社会的影響が非常に大きいし、主要な被告発者が当時医学部長、副学長だったから、不公正な調査を疑っていた。 調査結果によると、報告した成果の根拠がたった一つしかない事例だった事が確認され、再現性がなく科学的に支持できない結果が断定的に報告されたが予備的な結果で必ずしも科学的に証明されている事を要しない事を主な理由に研究不正が否定された。 池田班の研究成果は厚労省のHPに公式資料として公開され、テレビ報道もされた。そのような不特定