タグ

2010年4月26日のブックマーク (10件)

  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    『魔美』を観直すのは楽しい。放送でほぼ全話を観ているはずなのだが、それでも楽しめた。基的にドラマをきっちりとやっている作品であり、バラエティに富んでいて、しかも1話完結。4くらい続けて観ると、ちょっと贅沢をした気分になる。 前々回で「日曜日のトリック」について、魔美の超能力が事件解決にまるで役立っていないと書いたが、改めてチェックしてみると、そもそも解決すべき事件がないエピソードもある。90話「わたし応援します!」(脚/桶谷顕、絵コンテ・演出/原恵一)も、そんな話だ。今回観返して、特に面白いと思ったものの1である。 可南子という下級生が魔美に接近してきた。魔美のファンだという彼女は、魔美の前ではしおらしくしているが、幼馴染みの栗山と話す時には、いきなり態度が変わり、ため口になる。野球部に入っている栗山はお調子者で、ちょっと子供っぽい。野球が下手なくせに一所懸命に頑張っている栗山を

  • WEBアニメスタイル_COLUMN >> 第90回 『エスパー魔美』再見 「ターニングポイント」

    魔美と高畑の名コンビぶりは、作の魅力のひとつだ。超能力と行動力はあるが、思慮の足りない魔美と、他に特別な力はないが頭の回転がよく、博識な高畑。どちらかと言えば、高畑が魔美に振り回される事が多いのだが、彼は魔美の存在を受け止めており、彼女のよい部分を認めている。いつも的確なアドバイスを与え、時にやんわりと苦言を呈する。この“やんわり”というところが、彼のいいところだ。高畑和夫は思慮深い少年なのだ。 高畑はユニークなキャラクターだ。今回観返して、魔美よりも高畑の方が面白いのではないかと思ったくらいだ。何気ないセリフに妙なおかしさがある。頭がよすぎる事や、思慮深過ぎる事が、彼の面白さに繋がっているのだ。DVD-BOX解説書のインタビューや、先日のアニメスタイルイベントのトークでも話題になったが、放映当時、スタッフからも「あんなに頭のいい中学生がいるわけがない」と突っ込みが入れられていたそうだ。

  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    今日取り上げる2も、アニメのオリジナルエピソードだ。103話「日曜日のトリック」(脚/もとひら了 絵コンテ・演出/郷みつる)は放送時にも、よくもまあ、こんな話をアニメでやったものだと思ったエピソード。魔美と高畑が出逢った予備校生は、自分は運が悪いとふさぎこんでいた。彼は毎日、駅で上り電車が来るか下り電車が来るかでその日の運勢を占っている。上り電車が先に来ればその日は幸運、下り電車が来ればその日は悪い事が起きるというわけだ。上り電車と下り電車の数は同じだから、来る確率は同じはずなのに、彼が駅に行くと、いつも下り電車が来る。最近、幸運が続いている魔美が、彼の電車占いに何度かつきあうが、やはり下り電車が来てしまった。そこで高畑が、日曜に電車占いをやってみないかと持ちかける。しかも、その日の運勢ではなく、来年の大学受験の合否を占おうというのだ。日曜日、予備校生達の前にやってきたのは、上りの

  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    18話「サマードッグ」は原恵一監督が絵コンテを担当したエピソード。自然に囲まれた別荘地を舞台にした話で、これも力の入った作品だった。「サマードッグ」の仕上がりを見た桶谷さんが、原さんがそういった舞台を好むようだと感じ、同じ自然の中を舞台にした「たんぽぽのコーヒー」を書いたという事らしい。 「サマードッグ」は原作の中でも、重たい話だ。サブタイトルになっているサマードッグとは、夏の間に別荘地等で飼われていた犬が、飼い主が街に帰る時に捨てられ、野犬になる事。群れをなした野犬達が家畜を襲うのだ。魔美親子のいる別荘地に、高畑が遊びにやってきた。そこで、2人はサマードッグの事件に遭遇する。この別荘地の野犬達は凶暴で、人間をも襲うようになっていた。魔美達が出逢った伸一という少年の家族も、一昨年、チビという犬を飼っていたが、その別荘地にチビを残して東京へ帰ってしまった。伸一は、2年ぶりにやってきた別荘地で

  • WEBアニメスタイル_COLUMN >> 第87回 『エスパー魔美』再見 「たんぽぽのコーヒー」

    原恵一監督は『エスパー魔美』において、自身が各話のコンテ、演出を多く手がけ、傑作を残している。『魔美』における彼の代表作を挙げるなら、1話「エスパーは誰!」、18話「サマードッグ」、54話「たんぽぽのコーヒー」、96話「俺たちTONBI」だろう。18話以外の3は、10月にやったアニメスタイルイベントで上映した。1話「エスパーは誰!」は、ほぼ原作どおりの内容なのだが、演出的に相当力が入っている。アニメなのに、まるで「藤子マンガを、原作に忠実に実写で撮ったらこうなるのだ」と思わせるような仕上がり。原監督が以降の作品ではやらない、実験的なカッティングもある。 54話「たんぽぽのコーヒー」はオリジナルのエピソード。脚は桶谷顕だ。魔美の父親に連れられて、魔美と高畑は信州の山奥に行く。そこでは、父親の後輩である田端が、自然に囲まれて暮らしていたのだ。魔美達は山奥の生活を素晴らしいと思うが、田端の息

  • ユリ・ゲラー - Wikipedia

    ユリ・ゲラー(אורי גלר Uri Geller, 1946年12月20日 - )は、イスラエルの超能力者を名乗る人物。正式名ル・フロイド(אורי גלר פרויד Uri Geller Freud)、生まれた時の姓名はハンガリー名でジェルジ・ゲッレール(György Gellér)。テルアビブ生まれ。現在イギリス在住。 ユリ・ゲラー(2009年4月16日) ハンガリー系ユダヤ人の移民の家庭に生まれる。父はイツハク・ゲラー、母はマンジー・フロイト、精神分析学の祖ジークムント・フロイトの親類である[5]。両親の離婚と母親の再婚に伴って、キプロスのニコシアに転居。そこでカトリックの高校に通い英語を習得する。 1964年にイスラエル陸軍に入隊するが、1967年の六日戦争で軽傷を負って除隊。その後ファッションモデルやキャンプ・カウンセラーなどの職を転々とする(モサッドで様々なスパイに関する

    ユリ・ゲラー - Wikipedia
  • 絶対可憐チルドレン - Wikipedia

    『絶対可憐チルドレン』(ぜったいかれんチルドレン)は、椎名高志による日漫画作品。世界でトップクラスの超能力を持つ3人の少女と、彼女らに翻弄される上司教育係で非エスパーの天才科学者である青年が、様々な事件を解決していくコメディアクション。通称『絶チル』[1]。 2008年のテレビアニメ化を皮切りに様々な媒体へのメディアミックスも行われている。 小学館の『少年サンデー超増刊』2003年7月号に掲載された同名の読切作品を元に、『週刊少年サンデー』2004年39号から42号にかけて4話の短期集中連載として掲載。この短期集中連載が好評であったため[2]、同誌2005年第33号より格的な連載が開始された。連載は短期集中連載版の続編として始まっているため、短期集中連載版と連載版は完全に世界設定を共有している。しかし短期集中連載を開始するにあたって設定を見直しているため、読切版とは異なる点があ

  • エスパー魔美 - Wikipedia

    『エスパー魔美』(エスパーまみ)は、藤子不二雄の藤弘(のちの藤子・F・不二雄)による日漫画、またそれを原作としたテレビアニメとテレビドラマ。 概要 漫画雑誌『マンガくん』の創刊号(1977年1月10日号。1976年12月発売。1976年は昭和51年)から1978年まで連載され、『マンガくん』が『少年ビッグコミック』に改題された後は不定期に掲載、1983年(昭和58年)に最終回を迎えた。なお、作品の原型として1974年に発表された短編『赤毛のアン子』(別題『アン子大いに怒る』)がある。漫画作品はすべて藤子不二雄名義で発表された藤弘(独立後は藤子・F・不二雄)の単独執筆作。 『オバケのQ太郎』から始まった生活ギャグ路線が曲がり角に来たという作者の判断から描かれた作品であり、 主人公を女の子にする。 超能力を持たせる。ただし、ごくささやかな力に限定する。 活躍の場を大人の世界にする。そ

    エスパー魔美 - Wikipedia
  • サトラレ - Wikipedia

    『サトラレ』は、佐藤マコトによる日漫画。『モーニング新マグナム増刊』(講談社)にて、1999年No.11に掲載された後、2000年No.12から連載が開始。誌名が『イブニング』に変更されてからも2005年1号まで連載が続いた。その後『サトラレneo』として同誌に2005年22号から2006年21号まで連載されたが、未完のまま連載終了。単行は『サトラレ』全8巻、『サトラレneo』全2巻。『コミックDAYS』(同社)にて『サトラレ〜嘘つきたちの憂〜』(作者:伊鳴優子)が2018年5月17日から2019年10月3日まで連載された。精神科医のゆうきゆうによる「セクシーサトラレ学」という解説も刊行されている。 「サトラレ」とは、あらゆる思考が思念波となって周囲に伝播してしまう症状を示す架空の病名またはその患者をさす。正式名称は「先天性R型脳梁変性症」。サトラレは、例外なく国益に関わるほどの

    サトラレ - Wikipedia
  • 曲がれ!スプーン - Wikipedia

    『曲がれ!スプーン』(まがれ!スプーン)は、上田誠の戯曲。『冬のユリゲラー』(ふゆのユリゲラー)と題して劇団ヨーロッパ企画により2000年12月に初演。2度の再演を経て、2009年12月に『曲がれ!スプーン』と改題して改訂再演され[1]、同年10月23日に早川書房より刊行の同名戯曲集に収録された。街はずれの喫茶店「カフェ・ド・念力」を舞台に、日頃隠している超能力を仲間同士で披露するためクリスマス・イブに密かに集ったエスパーたちが予期せず紛れ込んだ部外者に秘密を守ろうと悪戦苦闘する姿を描いたシチュエーション・コメディ[2]。 及びそれを元に製作された映画である。