2011年02月24日 23:53 カテゴリサイエンス最前線 第3の視細胞と青色光の不思議 Posted by science_q Tweet 上の図は、ヒトの目の構造です。これまで、目の網膜には、色を識別できるが暗さに弱い錐体(すいたい:cone)細胞と、色の識別はできないが暗さに強い桿体(かんたい:rod)細胞の2種類の視細胞が知られていました(図、右の紫色の細胞)。図の左手から入ってきた光は、この2種類の視細胞によって明るさや色に応じた信号に変換され、その左側の神経細胞を経て、脳へと伝わります。でもこの構造を見て何か変だなと思った方はいませんか? そ う、光が入っていくる側にびっしりと神経細胞が詰まっています。これでは、光が効率良く視細胞に伝わらないような気がします。実際のところ、これがどれほ ど光の透過を邪魔しているのかのデータはないのですが、面白いことにイカやタコなどの頭足類の目