日本人を直撃する確率は、22万分の1…。米航空宇宙局(NASA)は18日(日本時間19日)、20年前に打ち上げ、現在は宇宙ごみとなって漂流中の大気観測衛星「UARS」(長さ約10メートル、重さ約6トン)が23日(同24日)前後に大気圏に再突入し、地球上に落下すると明らかにした。大半は再突入時の摩擦熱で燃え尽きるが、NASAは26個の破片(計532キロ)が地上に落下し、人に当たる確率は3200分の1と推測している。 現在の地球の人口は約69億人。日本の人口を約1億人と仮定すると、日本人に当たる確率は3200分の1がさらに69分の1になり、22万分の1と計算できる。Jリーグの試合結果を予想するスポーツ振興くじ「トトビッグ」の2等の当選確率は、理論上17万分の1。可能性は極めて低いが、現実的な数字であることも分かる。NASAの推測はあくまで破片が人に当たる確率で、原子力発電所や化学プラントなどの