安倍晋三政権が4月1日から消費税率を8%に引き上げて1日で2カ月がたちます。生きることに税金を課す消費税の増税で人々の生活は縮小。商店街や中小企業に深刻な影響を与えています。(川田博子) 新日本婦人の会の「家計簿モニター」には、消費税増税が健康や命に関わる支出を抑えている実態が寄せられています。愛知県に暮らす58歳の女性は「胃の調子が悪くて月に2回、約3年間通院していたのを思い切ってやめた」といいます。岩手県の75歳の女性は「増えるたびに重税感が強くなります。全部社会保障にと唱えていますが、年金は下がるし、介護保険は悪くなる」と怒りでいっぱいです。 タウン紙グループ会社(リビングくらしHOW研究所)のアンケートには、東京都に住む36歳の人が「ワーキングプアなので、景気の回復も実感しないまま税金だけ上がって、貧富格差がますます開いた気がする」との声を寄せました。 政府が5月30日に発表した全