子供の時、熱出したり足捻挫したりすると、親に腕引っ張られてお医者さんとこに放り込まれてました。行く前はイヤダイヤダ言いつつも、行ったら行ったで目の前の風景に興味津々になっていたのを思い出します。 今でも妙に覚えてるのは、先生がカルテに病状を書き込む姿。いかにも重厚そうなペンで、学校では習ったこともないような文字をがしがしと書き込んでいく。要はドイツ語なんですけど「うわぁ、この人はすっごい難しい文字を読んで書ける人なんだなぁ」「それだけ頭いいんだなぁ」と畏敬の念を覚えたものです。またそれがカッコ良く見えたんですよねぇ。子供の思考回路なんて今も昔もそんなもん。 時は流れ現代。立場が入れ替わり、渋る親の腕引っ張って病院に連れていきますと。今の先生達は液晶ディスプレイとにらめっこし、マウスとキーボードを操りカルテを記入していきます。さすがにPC本体は見えないところに隠されているものの、それでも一目