ビジネスの現場では対話力が求められ、教育現場では、「主体的、対話的で深い学び」が重要視されている。しかし、自分の言葉で考えを伝え、相手の意見を冷静に聞くというのを、子どもたちが学ぶのはそう簡単ではないはず。そもそも、家の中でさえ子どもと大人が主体的に、対等に話なんてできているのだろうか。 そこで、教育ライターの筆者が、注目したのが「家族会議」。え? と思うかもしれないが、その名のとおり家族で話し合う会議だ。議題やテーマは自由で、会議時間は5分、10分でもOK。紙やホワイトボードに記録しながら、テーブルに座って、「○○について、どう思う?」と、向き合ってみるだけ。 小2の息子との会話が… 手探りで家族会議を始めて半年、わが家では、この「会議」という一見堅苦しい言葉が、家族の対話を180度、変えた。さらにふと見渡せば、家族会議を実践する家庭は意外と多いことを発見。そこで、この連載では、それぞれ
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