福岡市博多区の路上で今春、百数十キロの金塊(5億円相当)が警察官を装った複数の男らに盗まれていたことが、捜査関係者への取材で分かった。 福岡県警は、手口などから組織的な犯行とみて捜査している。 捜査関係者によると、複数の男性が、JR博多駅近くの貴金属店に金塊を売却しようと、同駅筑紫口付近の路上を運搬中、警察官のような服を着た複数の男が職務質問を装って「警察だ。調べる」などと声を掛けてきた。男性らが金塊の入ったアタッシェケースを渡すと、男らは近くに止めてあった車に積み込んで逃走したという。県警は、男らが当時着ていたとみられる服を押収している。 県警は、男らが金塊を売却するタイミングを事前に把握した上で計画的に犯行に及んだとみている。