森見登美彦氏の近況を報告することを長い間失念していたので、どうやってこの記録を再開したものか分からない。 森見登美彦氏は山本周五郎賞を頂くためにしぶしぶ、凍るに狂うと書く「凍狂」(byうすた京介)へ乗り込み、角川書店にて秘密の打ち合わせをし、罠にはまって連載を始めることになり、『夜は短し歩けよ乙女』を漫画にしてくれている琴音らんまる氏と対面し、ホテルオークラへ行って控え室で怯えていると、選考委員の人たちが続々と入室してきたのでさらに怯えながらご挨拶をし、初めて恩田陸氏に対面して「文藝」にて浮かれて自意識過剰な質問をしたことをお詫びし、同室にいた佐藤友哉氏にはなんとなく恥ずかしくて声がかけられず、やがて授賞式が始まると佐藤氏や恩田氏のみごとなスピーチに圧倒されてしどろもどろとなって自己嫌悪し、受賞パーティではたくさんの人に頭を下げて腰を痛め、ファンタジーノベル大賞の同窓生の人たちに久しぶりに