【カイロ鈴木眞吉】イランの改革派勢力は、11月4日実施予定の米大使館人質事件記念デモに参加する形で抗議行動に参集する可能性が指摘されている。 アラブ首長国連邦(UAE)の衛星テレビ局アルアラビヤが1日、報じた。 報道によると、1979年11月4日に発生した米大使館人質事件30周年を迎える今月4日実施予定の反米デモに、改革派指導者の1人であるムサビ元首相が自身のウェブサイトを通じ、支持者に参集を呼びかけたことによる。 イラン国営メヘル通信によると、ムサビ首相からの声明の翌日、イラン警察当局は、不法な参集に警告を発した。 ムサビ氏以外の改革派数人のウェブサイトでも、同日のデモで、平和的な抗議を行い、当局からの攻撃があろうとも暴力を慎むよう呼びかけている。 イランでは、6月12日実施の大統領選をめぐる混乱から、改革派によるデモが頻発、当局による強力な弾圧から、実質抑え込まれてきたが、政府主催のデ