ブックマーク / newswitch.jp (3)

  • 量子コンピューター「国産機」稼働相次ぐ、日本が世界に伍する足場が固まった ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    3月、量子コンピューターの国産初号機「叡(えい)」が埼玉県和光市の理化学研究所で稼働した。10月には2号機が稼働し、量子技術の研究開発競争において、日が世界に伍(ご)していくための足場が固まった。これまで国内にある量子コンピューターの実機は米IBM製の商用機と試験機の2台のみだったが、国産機の相次ぐ稼働により、産業界との共同研究にも弾みがつきそうだ。 国産初号機は超電導方式で64量子ビットを形成できる仕様。まずは53量子ビットでスタートし、エラー耐性への対応などの技術革新に挑むとともに、産業界とのアプリケーション開発を促進するテストベッド(試験環境)の役割を担う。 一方、2号機は初号機と同様に、理研と富士通の共同開発の成果。理研の中村泰信量子コンピュータ研究センター長は「初号機と2号機はハードウエア開発とソフトウエア開発で両輪となる」とそれぞれの役割を述べる。 2号機は民間主導では初の国

    量子コンピューター「国産機」稼働相次ぐ、日本が世界に伍する足場が固まった ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
  • 【ノーベル賞発表迫る】日本人の有力候補者と研究内容をまるっと紹介 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    ノーベル賞の受賞者発表が来週に迫った。自然科学3賞に関しては、10月2日に生理学医学賞、同3日に物理学賞、同4日に化学賞が公表される。2021年に米プリンストン大学の真鍋淑郎上席研究員が物理学賞を受賞したが、22年は日人の受賞者はいなかった。2年ぶりの日人受賞となるか、海外を含めた自然科学3賞の候補者と研究成果を紹介する。(飯田真美子、小寺貴之) 生理医学賞 森氏 異常たんぱく質検出・修復/小川氏 脳血流中酸素濃度を撮像 23年の生理学医学賞は、京都大学の森和俊教授が有力だ。細胞中の物質の貯蔵や輸送を担う「小胞体」の中にある異常なたんぱく質の検出と修復の仕組みを発見した。パーキンソン病や心不全など多くの疾患の治療につながることが報告されている。 たんぱく質が膜で包まれた後に目的の場所まで運ばれる「小胞輸送」の解明で、別の研究者が13年にノーベル生理学医学賞を受賞してちょうど10年がたっ

    【ノーベル賞発表迫る】日本人の有力候補者と研究内容をまるっと紹介 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
  • 【イグ・ノーベル賞】望みのカレー・ワイン再現…立ち上がる“味覚メディア”、複雑な味の再現に挑む ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    “味覚メディア”が立ち上がろうとしている。フードプリンターとして静的な味調製デバイス、電気味覚として動的な味変調デバイスがそろった。望みの味のべ物を生成し、べながら調整できるようになってきている。すでにカレーやワインのような大きな分類では味を再現できてしまう。課題はシャトー・ラグランジュの何年物など、細かな味の再現だ。これも大規模言語モデル(LLM)の普及で集合知として解決する道が見えてきた。(小寺貴之) 「受賞をとても光栄に思う」―。明治大学の宮下芳明教授は2023年のイグ・ノーベル賞(栄養学)を受賞した。東京大学の中村裕美特任准教授と箸やストロー型のデバイスで電気味覚の味変調効果を検証した論文が評価された。電気味覚は微弱な電流を流して舌表面のイオンの動きを制御する。舌を正に帯電させるとプラスのナトリウムイオンが舌から離れ、塩味は薄くなる。電圧を反転させると滞留したイオンが舌に吸着し

    【イグ・ノーベル賞】望みのカレー・ワイン再現…立ち上がる“味覚メディア”、複雑な味の再現に挑む ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
  • 1