大相撲の八百長疑惑を報じた「週刊現代」の記事を巡り、日本相撲協会側から名誉毀損訴訟を起こされて敗訴した講談社は19日、「裁判で八百長は存在しないと虚偽の主張をされ、賠償金をだまし取られた」として、同協会の北の湖元理事長や元竹縄親方(元幕内春日錦)ら5人について、詐欺容疑で警視庁に告訴状を提出した。 告訴状によると、同誌は2007年2月3日号〜17日号で大相撲の八百長疑惑を告発する記事を掲載した。これに対し、同協会側は発行元の講談社などに損害賠償を求める訴訟を起こし、元竹縄親方らが「八百長はない」などと主張。講談社は敗訴し、約740万円の支払いなどを命じる判決が確定したとしている。 同協会は「詳細を確認中で、現時点ではコメントできない」としている。