調理師や栄養士を養成する専門学校2校を運営する大阪市北区の学校法人「辻学園」(辻義光理事長)は26日、大阪地裁に民事再生手続きの開始を申し立て、経営権限を管財人に移す管理命令が発令された、と発表した。負債額は約28億5000万円。東京都内の学校法人の支援を受けて再建を目指し、校名は変わらず、在校生の教育の機会も維持されるという。 辻学園は1959年、調理師学校を開校。現在は調理・製菓専門学校と栄養専門学校(ともに大阪市北区)を運営する。ピーク時の05年に計1296人いた生徒数は今年、398人に落ち込んでいた。 辻学園は理事7人全員が退任する予定。学校法人「三幸学園」(東京都)が経営再建に向けた支援をする。