ブックマーク / yosyan.hatenablog.com (13)

  • 女性手帳と啓蒙のお話 - 新小児科医のつぶやき

    少々物議を醸した女性手帳ですが、あえて好意的に取れば 40歳も過ぎたし、そろそろ子供でも欲しいのですが・・・ こういう相談で産婦人科を受診され、厳しい現実を知らされ、 知っていたら、もっと早く子供を作ったのに こういうタイプの方をサポートする趣旨も一面として含まれていると思っています。あくまでも好意的に取ってです。これってどれぐらい効果が期待できるのだろうです。前に小児救急のコンビニ受診の啓蒙効果を考えた事がありますが、類似性を感じます。あくまでも高齢で妊娠を考えだしてハードルの高さに直面する層に限ってですが、 啓蒙により回避 啓蒙しても無関心層 ハードルの高さも十分承知している層1.には啓蒙効果を期待できますが、2.と3.には無力です。無関心層なら手帳があっても、読まずに速やかに紛失してしまうのがオチと存じます。女性手帳を国定にしての配布でなく、民間団体などが独自に製作して販売なり、頒布

    女性手帳と啓蒙のお話 - 新小児科医のつぶやき
    Outfielder
    Outfielder 2013/05/15
    女性手帳と親学を無理矢理繋げて曲解しようとする人って何なんでしょうね。
  • 純正反原発派の興亡 - 新小児科医のつぶやき

    まだ可燃性のあるネタですが、 単純に反原発派が自滅しただけである〜なぜ反原発派が惨敗したのか? togetterなんですが、読んでの感想です。福島原発事故のインパクトは大きいものでした。そりゃ爆発するは、放射能は漏れるわですから、多くの人が原発は危険と思ったはずです。あれ見て「余裕で安全♪」なんて感じた人は少ないと思っています。当然のように原発停止、原発廃止の世論が盛り上がりました。そこまでは自然の流れかと思っています。私のツイッターのタイムラインは比較的穏健な持ち主で基的に構成されている「はず」なんですが、それでも「即停止、即廃炉」の意見で溢れかえっている時期がありました。 でどうなって行ったかです。記憶に頼るので間違っている部分はあるかもしれませんが、原発問題は放射能被害と言うか放射能の影響と密接に連動します。放射能重懸念派と言うべき人も多数おられました。もちろん関連性は十分にあるの

    純正反原発派の興亡 - 新小児科医のつぶやき
    Outfielder
    Outfielder 2013/02/13
    新小児科医は原発推進派
  • 騙された時のプロの矜持 - 新小児科医のつぶやき

    iPS心筋移植報道は構図を単純化すれば、詐欺事件の構図に似ていると思っています。こういう時は前提として、 悪:騙した詐欺師 善:騙された被害者 被害者は今回であれば報道機関になります。今回は少し捻った構図になっていると見ます。オレオレ詐欺に引っかかった一般の善良な市民とは少し違うエッセンスがあるです。喩えてみれば、 金融機関が融資詐欺にかかる 証券屋が未公開株詐欺にかかる 不動産屋が原野商法に引っかかるこういうケースでも被害者は金融機関であり、証券屋であり、不動産屋ですが、単純な詐欺被害者とは違った目で見られるのは致し方ないところです。どうしたって出てくる批判は、 専門家ともあろう者が・・・ それだけ詐欺師が巧妙であったとも言えますが、「それでもプロか!」の陰口がどうしても出てきます。被害者であるのに批判されるのは同情を禁じ得ませんが、世の中にはそんなところがあります。被害が大きく表沙汰に

    騙された時のプロの矜持 - 新小児科医のつぶやき
    Outfielder
    Outfielder 2012/10/18
    従来プロ同士の良心と信用で成立していた為単純な手口で相手のプロを騙すことができ同様手口を防ぐには膨大な社会的コストが発生するから問題化している。姉歯事件と同じ構図。マスコミの矜持の問題にするのは間違い
  • 報道と森口氏 - 新小児科医のつぶやき

    報道検証機関と言うところが探し出してくれた森口氏関連の記事のうち、 ハーバード大学客員研究員 ハーバード大学研究員これを名乗って発言された該当記事一覧が掲載されています。ちょっとまとめてみます。 No. 読売 タブ 日経 1. PASS 2009年7月9日付朝刊22面 iPS細胞:肝がん細胞から作成 ハーバード大の研究チーム成功 2009年7月9日付朝刊34面 『がん幹細胞』からiPS細胞 米大など成功 新治療法の開発も 2. 2009年9月2日付朝刊2面 肝臓のがん細胞9割が正常に戻る マウス実験で成功/ハーバード大 2009年9月2日付朝刊3面 肝がん細胞:大半を正常化 ハーバード大チーム、マウスで成功 2009年9月7日付朝刊13面 肝がん細胞、正常に 米ハーバード大 遺伝子など用い 3. 2009年11月8日付朝刊17面 [iPSどこへ行く](下)研究体制の差 戦略無く周回遅れ

    報道と森口氏 - 新小児科医のつぶやき
  • かなりミステリアスなあの村への赴任医師 - 新小児科医のつぶやき

    はっきり言って出遅れました。それでも遅まきながら調べだしたのですが、結論を先に言っておくと実にミステリアスです。お名前は西村勇氏であるのと、現在71歳であられる事、そして赴任前は帯広市に住まわれていた事ぐらいしか情報がありません。著書とされる人間現象の哲学的および実験的研究の内容の一部が話題になっていますが、マスコミ情報と著書情報ぐらいしか見つからないです。 著書の内容については既に「話題沸騰」状態で、あんまり付け加えられる事は残っていないのですが心理学にはかなり造詣が深そうだです。著書の内容を素直に信じれば、対面する相手の不快感情とか怒りの感情を完全に分析対象に出来る人間です。こういうタイプの精神科医は個人的に知っているので、実在してもおかしくはないと思います。 経歴について出回っている情報のソースはどこも同じで著書紹介にある、 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 西村/勇 19

    かなりミステリアスなあの村への赴任医師 - 新小児科医のつぶやき
    Outfielder
    Outfielder 2012/10/04
    「条件が悪い方がより志の高い人が集まる」橋下理論がついに実証された。
  • 双葉病院事件の説明会 - 新小児科医のつぶやき

    ソースは、 9/30付産経 9/30付産経 10/1付福島民報 10/1付m3.com ここからです。3つは同じ説明会(双葉病院)の様子を報じています。 ■まずは産経 院長「謝罪の必要ない」 怒りの遺族、退席相次ぐ 双葉病院50人死亡 政府事故調の報告に続き、双葉病院は病院側の責任を否定したが、鈴木市郎院長(78)が「謝罪の必要はない」と話すなどしたことに遺族側は激高。途中で退席する遺族が相次いだ。 「亡くなったことに対しては謝罪はなかった」。ドーヴィル双葉にいた姉=当時(79)=を亡くした会津美里町の男性会社員(67)はそう憤る。男性会社員によると、説明会で鈴木院長は「謝罪の必要はない」「家族が病院側に安否を問い合わせるべきだ」と神経を逆なでするような発言をしたという。男性会社員は公開質問状の提出を検討する考えを示した。 浪江町の主婦(53)は双葉病院にいた兄=当時(62)=を亡くした。

    双葉病院事件の説明会 - 新小児科医のつぶやき
    Outfielder
    Outfielder 2012/10/02
    「土下座しろ」の声が上がり、院長が相当ショックを受けていて、かつ全体的には冷静を保った説明会ですか
  • 上小阿仁村・記録のためだけに書いときます - 新小児科医のつぶやき

    もはや風物詩ですが年表をまとめておきます。 Date 事柄 補足 2007年4月 現村長が24年ぶりの選挙の末に当選 三つ巴の選挙戦 2007年5月 3代前の医師が退職 この時点で無医村 2007年11月 2代前の医師が就職 6ヶ月の無医村状態が解消 2008年3月 2代前の医師が辞意を表明 2代前の医師が辞意表明まで4ヶ月 2008年12月 2代前の医師が退職 2代前の医師は13ヶ月で退職 2008年9月 先代の医師が応募 * 2009年1月 先代の医師が就職 ギリギリ無医村回避 2010年2月 先代の医師が辞意を表明 先代の医師が辞意表明まで13ヶ月 2011年5月 前村長の再選ならず 先代の医師が退職 先代医師は2年4ヶ月で退職 2011年6月 現在の医師が就職 ギリギリ無医村回避 2012年7月 現在の医師が辞意表明 現在の医師は13ヶ月で辞意表明 村内政治的に言うと先々代村長は6

    上小阿仁村・記録のためだけに書いときます - 新小児科医のつぶやき
    Outfielder
    Outfielder 2012/07/17
    待遇を悪くした方が志のある人が集まる理論からすれば上小阿仁村はますます望ましい方向に進んでいる
  • 子供の自殺統計 - 新小児科医のつぶやき

    イジメ自殺について書こうと思ったのですが、これは下手に論を立てると炎上必至のアドバイスが某所にあり、これはやめます。プロットは立てていたのですが、確かに何を書いても誰かが猛反発しそうですし、それを招かないようにフンワリ書いたら毒にもクスリにもならないものになるのは確実です。そこでと言うわけではありませんが、下調べのつもりだった子供の自殺統計だけまとめておく事にします。 ■人口動態統計 人口動態統計の死因の定義ですがいばらき統計情報ネットーワークより、 死因の統計は死亡診断書に基づき作成するが,死亡診断書に2つ以上の死因が記載されている場合は,統計表章のため1つの死因を選択しなければならない。死因の選択にあたっては,医師の死亡診断書への記載に従って,原死因(直接に死亡を引き起こした一連の事象の起因となった疾病もしくは損傷であり,死亡診断書が正しく記載されている場合には,?欄の最下欄に記載され

    子供の自殺統計 - 新小児科医のつぶやき
    Outfielder
    Outfielder 2012/07/09
    警察統計が多いのは、本当は事件性のあるものまで自殺扱いにしてからだ!という陰謀論を言いだす人とかいそう。情報公開義務がない私立学校の方が自殺隠ぺいはやりやすく統計に載ってこない
  • プロの生保 - 新小児科医のつぶやき

    周期的に話題に出てくる生活保護(生保)問題ですが、小児科に関してはと言うか、私が扱う範囲では後で書類を書くのが面倒ぐらいのものです。小児医療では相手が生保であろうと、なんであろうと「早く治したい」が共通認識項目であり、少なくとも医療を行なう上ではさしたる問題を感じた事は殆んどありません。 私は小児科医なんですが、ある時期に内科をやる羽目になったことがあります。病院の事情で職の内科を病棟付きで1人で任せられた状態です。内科の後継を見つけ出すまでの「つなぎ」と言う約束のはずでしたが、内科医の後継を見つけるのは難航し、思わぬ期間をやらされたと言うところです。小児科と内科は重なる部分もありますが、重ならない部分も少なくなく、長期化に連れ勉強が必要になったのは間違いありません。 当時は開業なんて考えていなかったのですが、今となってはあの時に泥縄式でも内科知識の裾野を広げておいたのは結果的には良かっ

    プロの生保 - 新小児科医のつぶやき
  • 小児のアトピー性皮膚炎の知識のアップデート - 新小児科医のつぶやき

    小児科診療でもアトピー性皮膚炎(アトピー)をどう考え、どう治療するかは大きなテーマです。そんなアトピーと物アレルギーに関する最前線の知識を聞く機会があり、その内容に大きな衝撃を受けています。感じとしては天動説を信じていたものが地動説をいきなり聞かされたような感覚で、どう知識として整理するべきか困惑しているとしても良いかもしれません。 私自身の勉強不足もありますから、知らないうちにアトピーに関する医学常識が変わってしまっている可能性も否定できませんが、聞いた感じではまだまだ最先端の研究のようで、私だけが取り残されているわけではないと思いたいところです。内容はこれから覚えている限りでまとめますが、話的には十分納得できる部分は多々あります。納得できるとは実地の経験に矛盾しないと言う意味でです。 また天動説知識で治療している私でも、今回聞いた地動説的知識に基いた治療に近いことをやっている部分は確

    小児のアトピー性皮膚炎の知識のアップデート - 新小児科医のつぶやき
  • 血液型人間学とBPOと司法判断 - 新小児科医のつぶやき

    BPOの青少年委員会の2004年12月8日付「血液型を扱う番組」に対する要望と言う勧告があります。ここにはまず最初に、 「血液型を扱う番組」が相次ぎ放送されている。それらの番組はいずれも、血液型と人の性格や病気などとの関係があたかも実証済みであるかのごとく取り上げている。放送と青少年に関する委員会(以下、青少年委員会)にも、この種の番組に対する批判的意見および番組がもたらす深刻な状況が多数寄せられている。 結構辛い見解で、 放送局が血液型をテーマとした番組を作る背景には、血液型に対する一種の固定観念とでもいうべき考え方や見方が広く流布していることがあげられる。 ま、流行すればこれぐらいは朝飯前の放送局ですが、とくに問題視されたのは、 しかし、血液型をめぐるこれらの「考え方や見方」を支える根拠は証明されておらず、人の意思ではどうしようもない血液型で人を分類、価値づけするような考え方は社会

    血液型人間学とBPOと司法判断 - 新小児科医のつぶやき
    Outfielder
    Outfielder 2011/08/10
    創造科学裁判みたいなことになるんですかね。やっぱりならないと思うけど。
  • おもしろい比較 - 新小児科医のつぶやき

    keigomi29さんの(普通の)科学者と(三流)ジャーナリストの違いに関するツイートのまとめがなかなか良く出来ていたので、御紹介しておきます。これを作られた趣旨として、 地震以来、いわゆる「ジャーナリスト」の人のいうことが、どうしてこんなに違和感があるのだろうと、バスを降りてから自席につくまでに考えた。ジャーナリストにも色々な方がいらっしゃるので失礼のないよう(三流の)ジャーナリストと、(普通の)科学者の考え方の違いを揶揄的にまとめてみる。 比較例をまとめられているのですが、対照表にしてまとめて見ます。 (普通の)科学者 (三流の)ジャーナリスト 自説を否定する事例を探す。 自説を補強する事例を探す。 反例が見つかると自説は否定されたと考える。 反例を気にせず自説は証明されたと考える。 ひとつの例では不安である。 ひとつ例が見つかれば大満足である。 事実から論理を導き出す。 論理にあう事

    おもしろい比較 - 新小児科医のつぶやき
    Outfielder
    Outfielder 2011/05/17
    こういうのは比較とはいわない
  • 科学はホメオパシーを否定できない - 新小児科医のつぶやき

    私が独自に唱えたのではなく情報学ブログ様の科学はホメオパシーを否定できない からです。主張の内容についてはリンク先を是非確認してください。今日はちょっと違う視点から考えてみます。 ホメオパシーの創始者であるハーネマンの理論は、現代医学における血清療法に通じる部分はあると考えます。もちろん現在の血清療法とは異なりますが、正常に発展していれば、先駆者の1人として医学史に名を残したかもしれないぐらいの意味合いです。しかしホメオパシーは正常には発達しなかったと考えています。発達と言うより、そこで止まってしまったとする方が良さそうです。 ハーネマンがオルガノンを出版した時代はナポレオンがロシア遠征を行なっている時です。当時の医療は解剖学こそ発達していましたが、とくに内科的治療については原始的な時代です。日でも同じ頃に西洋医学への関心が高まり、シーボルトやポンペが伝えましたが、医療者にとってもっとも

    科学はホメオパシーを否定できない - 新小児科医のつぶやき
    Outfielder
    Outfielder 2010/08/16
    ところで、この手の記事で「ホメオパシー(≒代替医療)は宗教である」と簡単に言ってる人(≒科学者?)が多いが、宗教のオレオレ定義をしていることに無頓着なのはどういうことか。
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