キリンカップの季節がやってきた。今年の開幕戦は5月22日、カードはコートジボワール代表対パラグアイ代表である。 例年、3カ国総当たりで行われるキリンカップだが、開幕戦に日本代表が登場しなかったのは7年ぶりのこと。1992年にナショナルチーム同士による現行のフォーマットが確立して以来、これまでキリンカップは16大会が行われているが、開幕戦がゲスト国同士で行われたのは、96年のメキシコ対ユーゴスラビア(日本平)、99年のベルギー対ペルー(西京極)、2001年のパラグアイ対ユーゴスラビア(国立)、この3大会のみであった。日本が中1試合休める日程が主流だったのは、ホスト国の優位を保つためというよりも、むしろゲスト国の1つを1週間も日本に滞在させるだけのコスト面、およびスケジュール面での問題があったからだろう。今大会は、3カ国の中で最も「欧州組」が多い、コートジボワールのスケジュールが優先されたよ