このように報告されており[2a]、また粒径(大きさ)や形状によってベアリング性(転がり)、光散乱生、吸油性、屈折率などが異なることから、目的に応じた粒径および形状のシリカが用いられています。 1.3. 分布 シリカは、自然界において地球の地殻の約60%を占める珪素の酸化物であり、天然には石英、メノウ、玉髄などの鉱物や珪藻土として産出されます[2b]。 2. 化粧品としての配合目的 化粧品に配合される場合は、 増量・希釈 ソフトフォーカス効果 粉体の表面改質 不透明化 主にこれらの目的で、メイクアップ製品、コンシーラー製品、化粧下地製品、ネイル製品、洗顔料、洗顔石鹸、入浴剤などに汎用されています。 以下は、化粧品として配合される目的に対する根拠です。 2.1. 増量・希釈 増量・希釈に関しては、まず前提知識としてパウダー化粧品における着色剤の役割について解説します。 パウダー化粧品において着