岐阜県各務原市立蘇原中学校の数学担当の男性教諭(29)が、テストの答案を採点する際に誤っていた答案を正答に書き直し、点数をかさ上げしていたことが分かった。教諭は「授業で頑張っている生徒を見て、情がわいた」と改ざんを認めているという。 同校によると、15日の後期の中間テストで、教諭は2年生5クラス計178人の答案を自宅で採点。うち3クラスについて「点数が低いので、他のクラスの成績に近づけよう」と考え、計43人の答案を改ざん、100点満点で2~10点のかさ上げをした。「もう少しで正解」と感じた答案を中心に、消しゴムで誤答を消して正答を書くなどしたという。 18日に答案用紙を返された生徒のうち9人が「間違ったはずなのに丸印が付いている」と担任教諭に申し出たことから発覚した。同校は再テストを実施する。