憲法の前文には、「諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と書かれている。どう考えてみても、おかしな日本語だ。「諸国民の公正と信義に」ではなく、「諸国民の公正と信義を」でなければ、日本語としておかしい。 そもそも、この憲法は、日本語で書かれたものではなく、翻訳からスタートしたものだからかもしれないが、こんなおかしな日本語で出来ている憲法を「平和憲法」と有難がっているのは異常なことだ。 日本国憲法の問題点は、その制定過程にある。日本人が作った「憲法草案」を否定し、占領軍が作った草案を、日本の政府草案として偽装して、作りあげたのがこの憲法だ。最近メルマガで、憲法制定権力の問題を論じているが、どうみても憲法制定権力がアメリカにあったのは明らかなのに、日本人の提案が採用されている部分があるから、日本製だなどと主張する説もあるが、これは、憲法制定権力の問題を無視した、