外部人材と非正規雇用とは違う 正規雇用に対して、非正規雇用が増加し出したのはいわゆるバブルがはじけてからの1995年ごろだった。20%から2013年の36%まで徐々に増え続け、大きな社会問題となっている。ところでこの非正規雇用とは、勤務先でのパート・アルバイト、契約社員・嘱託、派遣社員、「その他」という内容である。このうち、派遣社員というのは派遣法に基づいて働く者で、その割合はきわめて小さい。大きいのは「パート・アルバイト」である。この非正規雇用の調査は、働く人の側から調べるものであるから、勤務先でどのように扱われているかはわからない。つまり、官公庁や大企業が直接雇っているか、あるいは別の雇い主から派遣されているかである。またあるいは、個人自営業主の場合である。 雇用主にあたるものは、企業、官公庁、団体、自営業などがあるが、総称して「企業」と呼ぼう。企業の人材調達方法は、言うまでもなく内部