身を守る為に、確認を怠らずこの夏を過ごして頂きたい。 ある体験型講座に単身で参加した。 先生が来るまで教室は殆ど私語もなく静かであった。 突如「あっ」と声が聞こえ視線を向けると、真面目そうなおじさんが鼻血を流していた。 周りも心配そうに視線を送り、彼は注目の的となってしまった。 私も鼻血が出やすい体質なので分かるが、皆に見られるのはなかなかに恥ずかしい。 ティッシュが無かった為、私はハンカチを差し出した。 しかし、私の手に握られていた物はハンカチではなく、母のパンツであった。 母が私のハンカチ用の棚に異物混入したのだ。 こんな物を貰ってどうしろというのだ、この真面目そうなおじさんに鼻血から注目を逸らす為に頭に被れとでも言うのだろうか。 危うく鼻血滴るパンツ被りおじさんという、警官の視界の隅に入った瞬間に否応無しに包囲される存在が生まれるところであった。 私はこの期に及んで誤魔化そうと、ポケ

