「昔は、次郎丸にゃ、蛍が飛びよったと。 なら、いつか蛍が帰って来るごたあマークばつくりやい」 -福岡市営地下鉄各駅のシンボルマーク- 昭和56(1981)年〜平成17(2005)年ー 博多を誰よりも愛したグラフィックデザイナー 西島伊三雄は、繰り返し描いた博多の三大祭り「博多どんたく」(5月)、「博多祗園山笠」(7月)、「放生会」(9月)の作品でも親しみをもって広く知られているが、私たちにとってより身近な西島デザインといえば、日常的に見かける福岡市営地下鉄各駅のシンボルマークだろう。駅のあるまちや駅周辺の歴史、景勝、地名の由来、自然、動物などをモチーフに、西島伊三雄の童画の作風に連なる温かみのあるタッチで、分かりやすくデザインされていて、大人から子どもまで地下鉄の利用者にも好評である。 福岡市営地下鉄各駅のシンボルマーク制作は、昭和56(1981)年7月26日の1号線(室見〜天神、現空港線
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