テレビにはLED! で、どこが光るの? それは日曜日のアンニュイな午後。私は携帯電話をいじりながら、ハンバーグをほおばり、持参した文庫本に目を通すというマルチタスクなひと時を過ごしていた。 場所は住宅街の一角を占めるごく平凡なファミリーレストラン。時刻は昼食というよりはおやつを食べるのに適したころあい。少し離れた席で、観劇か何かの帰りなのだろうか、3~4人のマダムがお茶を飲みながら談笑を続けている。 「いまテレビを買うなら、やっぱりLEDでしょう──」 意表をつく言葉に、思わず耳をそばだてる。 テレビにLEDなんて言葉は、ちょっと前までスペックにこだわるマニア層にしか浸透していなかったものだが。最近ではCMや店頭で盛んにアピールされているだけあって、ずいぶんと市民権を得ているようだ。 聞いていると、液晶テレビは、高さの3倍の距離から見るのがちょうどいいとか、画質がいいからBlu-ray内蔵
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