汚染の度合い きめ細かな測定・選別を2011年4月8日9時51分 印刷 Check 福島第一原発事故は、被害の拡大が続く異常な状態で近く1カ月を迎える。 1〜3号機では核燃料が溶ける炉心溶融が起きている可能性が高い。とくに2号機は、格納容器の一部が爆発で壊れ、放射能が漏れやすくなっている。炉を覆う建屋は爆撃を受けたような惨状だ。 今はポンプで1〜3号機の炉心に注水し、かろうじて冷却を続けている。その結果、水が「たれ流し」状態になって原発周辺と海の汚染を広げている。 冷却しなければ爆発の恐れがあり、冷却すれば汚染を広げる。このジレンマにも打つ手がない危険な状態が続く。 一方、すでに20キロ圏内はゴーストタウンになり、その周辺も不安の中にいる。 福島県飯舘村の中心部は原発から約40キロも離れている。放射線量値が比較的高く、避難を迫る声がある。 菅野(かんの)典雄村長は「少しずつ住みよい村をつく