観光庁は20日、日本を4月に訪れた外国人客はわずか2900人で、前年同月比99.9%減だったとの推計を発表した。月間の訪日客が1万人を下回るのは1964年の統計開始以降初めて。減少率は今年3月の93.0%を上回り、過去最大となった。新型コロナウイルスの水際対策である入国拒否が響いた。日本人出国者数も3900人で、99.8%減った。 訪日客の減少は、関係悪化による韓国からの旅客減が影響した10月以降、7カ月連続。月間訪日客数はこれまで1964年2月の1万7543人が最少だった。 国内の緊急事態宣言は一部解除されたが入国拒否の対象国・地域は100カ国に上る。