岡村:外注と内注の違いって、値段が違うというのもあるかもしれませんが、それ以上に外注した場合は、受けた側の会社はしっかりとした品質で納品しなければいけないということで、本当は3しか必要ないのに、10の完璧なものをつくってくるので、余分なものまでつくらなきゃいけないところがあります。 その余分な3倍作らなければいけないから3倍の値段にもなるし、単価も外部のほうが倍ぐらいかかるから、結局、値段は6倍ぐらいに跳ね上がってしまう。そう考えると、中で作ったほうが意思疎通もできますし、必要なものだけ作ればいいというところがあるので、外部より内部のほうが全然コストが安いんじゃないか。コストが安い分、例えば外注と内注で、仮に6倍違ったとしたら、新しい機能を作ろうかとか、新しい事業を作ろうかとなったときに、外注の場合は先に高いお金が出てしまって、例えばこの機能を付けるのに1000万円かかると言われて、この1