誰しも試験などでぶつかる「暗記」の悩み。茂木には学生時代から続けてきた暗記法がある。それが「鶴の恩返し勉強法」だ。姿を隠して機織りをする鶴の姿に自らの姿をなぞらえた。その方法は、まず声に出しながら、ひたすら書くこと。長い記憶に関わる脳の部位は、見たり、聞いたりという五感をつかさどる部分と近い場所にあるという。そのため、大声を出し、多く書くほどその部位が活性化され、効果があると茂木は考えている。 さらにポイントがある。一旦覚えたいテキストから目を離し、思い出しながら行うことだ。 一度思い出しながら行うことで、脳の中には、「覚えろ」という信号が出る。こうする事で記憶の定着を向上させることにつながると茂木は考えている。 仕事や勉強を行うとき、集中している最中に横やりが入り中断をしてしまう事は良くあること。携帯電話などが普及している現代では、その中断は避けられない。 そこで、茂木のアドバイスは、そ