博士号などの学位を取得しても、定職につけず、生きづらさを抱えている人たちがいる。そうした「高学歴難民」には、特有の困難がある。とりわけ深刻なのが家族との関係だという。犯罪加害者の家族を支援するNPO法人の代表で、『高学歴難民』(講談社現代新書)を書いた阿部恭子さんに聞いた――。(第3回/全3回) 【写真】阿部恭子氏の著書『高学歴難民』(講談社現代新書) ■「勉強している子どもを止められない」 (第2回から続く) ――本書では、高学歴難民を持つ家族の苦悩についても書かれています。なかでも、「息子は学ぶ意欲はあるのですが、働く意欲はないんです。その問題に親が気づくのに時間がかかってしまったんです」という言葉がとくに印象に残りました。こうしたケースはよくあるのでしょうか。 教育投資を2000万円以上かけたのに、30歳を過ぎても無職のままでいる息子を持つ家族のケースですね。この事例は極端ですが、「
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