ファミリーレストランなどですっかりお馴染みになったネコ型配膳ロボット「Bellabot」(ベラボット)には、じつは重い荷物を運搬する工業用バージョンもあった。2021年から日本国内でのみ展開されていたものだが、今回、東南アジアでも販売されることになった。 ベラボットの「工業用バージョン」は、基本的には配膳用と同じ仕様だが、食事を載せる棚がなく、背中のディスプレイもない。最大の特長は、配膳用の積載量が10キログラムなのに対して工業用は60キログラムと大きいことだ。その代わり、傾斜はやや苦手となっている。 ベラボットを開発販売しているのは、中国の深センに拠点を置くPudu Robotics(プードゥ・ロボティクス)。ベラボットは世界中で展開されているが、工業用バージョンは日本国内でのみ提供されていた。Puduは「日本市場において得られた知見を生かし」てグローバル市場の販路拡大を進めるとしている