ブックマーク / courrier.jp (4)

  • 米紙が報じる苦境「スシが大好きな日本の海から魚がどんどん減っている」 | 熱くなる一方の海水に漁師は対応できるのか

    卓には古くから魚介類が欠かせない。だが気候変動などによって海水の温度が変わり、この国の海から魚たちが消えている。米紙「ロサンゼルス・タイムズ」が日の漁業について報じた。 漁獲量の減少が止まらない日 毎年7月が終わりに近づくと、テラダ・ノリオら牡蠣の養殖業者たちは、輪っか状の針金につないだ何百枚ものホタテの貝殻を浜名湖の水中に沈める。 貝殻に付着した小さな黒い牡蠣の稚貝は成長し、およそ1年半後に収穫される。しかし牡蠣たちはまず、過酷さを増すばかりの海洋環境を生き抜かねばならない。 近年、海洋環境の悪化によって牡蠣の生産量は激減しており、日中の漁師を動揺させているのだ。 「牡蠣の養殖には100年以上の歴史があります。ですが、これほど多くの個体が死滅するのを見るのは初めてです」とテラダ(64)は言う。記録的な不漁に見舞われた3年前には、水揚げ量は例年の10分の1まで落ち込んだ。

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  • フィル・ザッカーマン「世界全体で宗教の衰退が起きている」 | 近代化は宗教にとって都合が悪い

    2022年、ドイツでは50万人超という記録的な数の人がカトリック教会を離れた。フランスでも、国立統計経済研究所と国立人口学研究所の調査で初めて、国民の過半数が無宗教だという結果が出た。英国でも国民の過半数がキリスト教徒でないことがわかった。米国は聖書と結びついた国だが、それでも成人の3分の1が無宗教だ。チュニジアでも無宗教の人は、2013年の13%から増加し、2019年には30%になっている。 近代化と技術進歩の結果、宗教は衰退せざるをえない──。それが1970年代まで、社会学の世界の通説だった。ところがこの数十年は、宗教の復権を語る知識人が目立っていた。 プロテスタントの社会学者ピーター・L・バーガーは、「いまの世界は、これまでの世界と同じように強烈に宗教的だ」と主張した。イスラム世界を研究する学者のジル・ケペルも「宗教の逆襲」を語った。たしかにイスラム原理主義やキリスト教福音派の勢力の

    フィル・ザッカーマン「世界全体で宗教の衰退が起きている」 | 近代化は宗教にとって都合が悪い
  • #99「趣味とは、結果を出すものでなく理由もない。けれど、生き方は変わります」 | 岸見一郎 25歳からの哲学入門

    【今回のお悩み】 「趣味がほしくていろいろ試していますが、好きになれるものがありません」 誰から強制されることもない「趣味」は、好きになろうと意気込んだところで夢中になれるものでもありません。どうしたら、趣味が見つかるのでしょうか。 哲学者の岸見一郎先生に聞いてみました。 何か趣味を始めるのに特別な理由は必要ありません。しかし日常に変化をつけたいと思ったとき、仕事を変えることはできなくても、仕事以外の時間に夢中になれる趣味があれば生活は変わります。 どんなことでも趣味にすることはできますが、「趣味」というためにはいくつか条件があります。 まず、役に立つ、立たないという発想から抜け出すことです。趣味がなくても生きていけますし、趣味を見つけなければならないというものでもありません。 次に、何か結果を出さないといけないという発想から抜け出すことです。専門家といわれるくらい究めると面白くなるのはた

    #99「趣味とは、結果を出すものでなく理由もない。けれど、生き方は変わります」 | 岸見一郎 25歳からの哲学入門
  • オキシトシンは本当に「愛のホルモン」なのか? ある研究が定説を覆すかもしれない | 子煩悩なネズミの実験でわかったこと

    これまで、「オキシトシン」は哺乳類が社会的な関係を育むうえで重要な“愛情ホルモン”だと考えられてきた。 しかし、2023年1月に科学誌「ニューロン」で発表されたある動物実験の報告が、「オキシトシンは愛情ある行動に欠かせない」という定説に疑問を投げかけている。 米スタンフォード大学の研究者らによる実験で使われたのは、プレーリーハタネズミ。一夫一制のネズミとして知られており、一度つがいになると、オスはパートナーのメスとそれ以外のメスとを区別する。そして、子供が生まれると、核家族として、両親ネズミが共同で子供の世話をするのだ。

    オキシトシンは本当に「愛のホルモン」なのか? ある研究が定説を覆すかもしれない | 子煩悩なネズミの実験でわかったこと
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