3月28日に亡くなった坂本龍一の意志を引き継ぎ、東京・明治神宮外苑地区の再開発計画に抗議するデモが4月22日、都内で行なわれた。 デモを呼びかけたのは、坂本龍一や後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、哲学研究者の永井玲衣が中心となって2021年に立ち上げたプロジェクト「D2021」。夕方から宵のうちにかけて、神宮外苑の聖徳記念絵画館前にはたくさんの人々が集まり、再開発計画の見直しを訴えた。 再開発は神宮球場や秩父宮ラグビー場を立て替え、高層ビルも建設する大規模なもので、樹齢100年の大木を含む多くの樹木が伐採されるなど、自然環境や歴史ある景観が損なわれることが懸念されている。坂本は亡くなる1か月前、東京都の小池百合子知事に手紙を送り計画を中断するよう求めており、デモはその意志を引き継ぐために実施された。 坂本龍一の写真が掲げられたステージには、後藤正文やbutaji