災害が起こる度に仮設住宅の重要性を改めて感じる中、イギリス資本の会社が新たな素材の仮設住宅を開発したのでご紹介しよう。その名も「コンクリートキャンバスシェルター」。柔軟性と軽さを備えているキャンバス地をシェルター型に膨らませ、水をかけるとコンクリートのように硬化するという仕組みで、まさに容易な建設方法と丈夫な構造という、仮設住宅には必須な要素を備えている。 このシェルターの組み立て方はいたって簡単。扇風機を用いてキャンバス地を膨らませたら、ホースで水をかけて固めるだけであっという間に完成。訓練を受けずとも大人2人いれば1時間以内での組み立てが可能だとか。さらに放水後24時間以内でコンクリートほどの強度も得られるといい、建設から実際に住むまでに要する時間はたった1日。まさに迅速さが要求される仮設住宅にはピッタリだろう。 もともとは軍事使用のために開発されたというが、強度だけでなく耐火性、耐寒