最後のコーナーで、イギリスの生活保護ドキュメンタリー『給付金とプライド(On Benefits and Proud)』を紹介していた*1。それが生活保護受給者への偏見をあおるだけの紹介で、感心できなかった。 生活保護の必要性については、本当に必要な受給者に迷惑だと、ドキュメンタリー紹介後にコメントしあうのみ。不当な需給があるとしてドキュメンタリーに登場したのは全体の一部でしかないことや、そもそもドキュメンタリーで描かれた受給者が本当に問題なのかどうか、きちんと考察しようともしていなかった。 たとえば母子家庭の受給者がネイルしたり、給付日に食料品を買いに行く姿。いかにも受給者は生活に楽しみをおぼえてはいけないかのような描写。 ケーブルテレビを視聴する受給者も登場する。もともと偏見をあおるような構成のドキュメンタリーだったらしいが*2、イギリスでは基本チャンネルが5つだけで、衛星放送やケーブル