NTT西日本の回線に接続してADSLなどのサービスを提供している接続事業者ら15社は2010年11月16日、総務省に「公正な競争環境の実現に向けた対応に関する要望書」を提出した。これは、NTT西日本が他事業者の利用者情報を不適切に使用したと2009年11月に発表した件について、事件発覚から1年近くが経過したにもかかわらず、NTT西日本から接続事業者らに対して明確な説明がない状況の解決を目的としたものである。 13回文書送付、3回の合同説明会開催も… 接続事業者らは要望書提出後に会見を行い、経緯の説明や記者の質問に答えた。会見で接続事業者らは事件発覚以降、合同で状況説明を求める文書を13回、NTT西日本に送付したと説明した。NTT西日本はいずれについても文書で回答し、また関係する接続事業者らを集めた合同説明会も2010年4月、8月、10月に計3回開催した。しかしいずれにおいても、「今回不正利
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