[サンフランシスコ 9日 ロイター] - 米カリフォルニア州サンフランシスコで先月23日、混雑する通勤電車の車内で大学生が拳銃で撃たれて死亡するという事件が発生した。事件直前、犯人の男は満員の車内で銃を振り回していたが、周囲の乗客はスマートフォンに夢中になりすぎて、危険が迫りつつあることに気づいていなかったという。地元当局が9日発表した。 警察によると被害者はサンフランシスコ州立大学の2年生で、大学の最寄り駅で降車しようとしたところ「はっきりした理由もなく」銃撃された。容疑者は現場を立ち去ったが、その日の夜、別の場所で少なくとも2回、他人に銃を向けたとして逮捕された。 当局が電車内の監視カメラの映像を解析した結果、犯人がほかの乗客から30センチしか離れていない場所で、銃を振り回していたことがわかった。ところが乗客はスマホでメールしたり、チャットしたりしていて、銃を持った男に気づいていな