我々は、米国とカナダのさまざまな組織で働く数千人の従業員を対象に、アンケート調査を行った。回答者には、自分の職場で男性的な諸特性が高く評価されているかどうかを評価してもらうとともに、組織のその他の特徴や、個人的な成果についても報告してもらった。その結果、「男性性を競う文化」を特徴づける4つの男性性の規範が浮かび上がった。これらは互いに強い相関があり、組織の機能不全とも強く関連していた。 1.「弱みを見せてはならない」 尊大なまでの自信がなくてはならず、疑念や過ちを認めず、ソフトな感情や弱い感情を抑圧する(「女々しいのはダメ」の)職場。 2.「強さと強靭さ」 力強い人や運動的な人(ホワイトカラーの仕事であっても)、自分の持久力を誇示する人(長時間働くなど)を称賛する職場。 3.「仕事最優先」 組織外のいかなるもの(家族など)も、仕事の邪魔をしてはならない職場。休憩や休暇を取ることは、コミット