フェースガードに名刺 静岡市清水区の企業開発 新型コロナウイルスの影響でさまざまな形態のマスクが登場する中、住環境改善素材の開発、販売などを手掛ける「スリー」(静岡市清水区)がこのほど、名刺などのカードを差し込めるフェースガードを開発した。顔が隠れるマスクをしながらでも円滑なコミュニケーションができるようにと考案した。市内の飲食店に活用してもらうため、市に3千個を寄付した。 名刺を入れられるフェースガードを開発したスリーの室井社長(右)=静岡市役所静岡庁舎 既製のマスクに取り付ける仕様で、正面の口の部分にカードを差し込める構造になっている。展示会やイベントでの活用のほか、「いらっしゃい」などと書いたカードを挿入することで飲食店での使用も想定した。 4日に市役所静岡庁舎で贈呈式が開かれ、同社の室井安都子社長が田辺信宏市長にフェースガードを手渡した。室井社長は「新型コロナの影響で多くの飲食店が