ヨガや禅で行う瞑想といえば、心身をリラックスさせる作用で知られている。実際、ストレスを緩和するなどの効果があることがこれまでの研究で明らかになっている。 そして、このほど新たなメリットが加わった。瞑想を行うことで加齢に伴う脳の萎縮スピードを緩やかにすることができ、その分”若さ”を保てるというのだ。 脳の萎縮が緩やかに 人は誰しも歳をとり、次第に脳が縮んでくる。その結果、記憶力が低下したり、思考や反応が緩やかになったりする。いわゆる老化だ。 だが、カルフォルニア大学ロサンゼルス校の研究によると、瞑想をすることで脳の萎縮スピードが遅くなることが確かめられた。 具体的には、神経細胞を多く含み、情報処理を行う灰白質と呼ばれる部分にプラスに働くのだという。 灰白質部分の萎縮に差 研究では瞑想を行う50人と、瞑想を行わない50人の脳を、加齢に伴いどんな変化が現れるか観察し比較した。被験者は24−77歳