タグ

ブックマーク / www.astroarts.co.jp (3)

  • 中性子星が超流動体の核を持つ証拠を発見

    【2011年2月24日 Chandra X-ray Observatory】 チャンドラX線天文衛星の観測から、超新星残骸「カシオペヤ座A」にある中性子星の温度が急激に低下していることがわかった。中性子星の中心核が超流動体であるという初めての証拠であり、高密度状態における核相互作用への理解を深める一歩となる。 チャンドラのX線データ(赤・緑)とハッブル宇宙望遠鏡の可視光データ(黄)を合成したカシオペヤ座Aの画像。中心に中性子星が見える。拡大した想像図には、中性子星の外殻と中心核、ニュートリノの放出(青)が描かれている。(提供:X-ray: NASA/CXC/xx; Optical: NASA/STScI; Illustration: NASA/CXC/M.Weiss) 地球から11,000光年先にある「カシオペヤ座A」は、超新星爆発から330年経った超新星残骸だ。大きく広がった残骸の中心に

  • これまででもっとも質量の大きな中性子星を発見

    これまででもっとも質量の大きな中性子星を発見 【2010年11月2日 NRAO】 アメリカ科学基金(NSF)のロバート・C・バード・グリーンバンク望遠鏡(GBT)が、これまででもっとも質量の大きな中性子星を発見した。この発見は、素粒子物理から宇宙物理にいたる幅広い範囲の分野に大きな影響を与えることになりそうだ。 白色矮星の近くを中性子星からの電波ビームが通る際にパルスに遅れが生じることを示した概念図。クリックで拡大(提供:Bill Saxton, NRAO/AUI/NSF) 中性子星とは、大質量星が超新星として爆発したあとに残る高密度の天体である。その密度はきわめて高く、スプーン1杯あたりの重さは5億トン以上もある。この驚異的な密度を持つ中性子星は、密度の高い特異な状態にある物質を調べる天然の実験室といえる。また、中性子星は高速で自転しており、回転に伴って灯台のように規則正しく明滅する電波

  • 別の恒星の超巨大フレア:太陽で起きたら生命の危機

    【2006年11月16日 NASA Feature】 NASAの天文衛星スウィフトが、強力なX線を感知した。最初、研究者たちに「星が吹き飛んだのか」と思わせたこの現象は、太陽に近い恒星の表面で起きた爆発、フレアだった。そのエネルギーは太陽で起きるフレアの1億倍にも上る。 太陽観測衛星TRACEがX線波長で捉えた2005年9月の太陽フレア。クリックで拡大(提供:NASA/LMSAL) 太陽フレアの様子を再現した動画(参照元で公開)の一コマ(提供:NASA) 太陽から135光年の距離にある恒星、ペガススII(II Peg)で発生したフレア(解説参照)は、残念ながらわれわれから遠すぎて詳細に撮影することができない。いや、「残念ながら」ではなくて「幸運にも」と言うべきだろう。もしこのフレアが太陽で発生していたら、画像は得られてもそれを見るどころではないはずだ。 太陽でフレアが発生すると、エネルギー

  • 1