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bookとreviewに関するPhysのブックマーク (12)

  • 文字通り、型無し - 書評 - インクジェット時代がきた! : 404 Blog Not Found

    2012年05月14日18:00 カテゴリ書評/画評/品評Art 文字通り、型無し - 書評 - インクジェット時代がきた! 共著者(山路)より献御礼。 インクジェット時代がきた! 山口修一 / 山路達也 そうか、そうだよ! インターネットが「グーテンベルク以来の革命的技術」なら、こっちだって負けず劣らずそうじゃないか。 「印」も「刷」もなしに、「印刷」出来る技術は、印刷技術を超えているのだから。 書「インクジェット時代がきた!」の要諦は、共著者(山口)の以下の言葉に集約される。 P. 209 - おわりに だがそのとき、私は気づいてしまった。インクジェット技術はプリンターだけで終わる技術ではないということに。 インクジェット技術質は、何らかの機能を持った液体を、デジタルデータに基づいて、必要な位置に高速で並べていく技術である。 「これは、将来のものづくりを大きく変革する技術になる

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  • 「錯覚の科学」は全国民必読の好著ですよ/「お前も、お前も、馬鹿じゃないのか。冷静なのは俺だけだな」 - 万来堂日記3rd(仮)

    乗り遅れた感があるのですが、「錯覚の科学」を読了しました。 自分はデマに踊らされていないと思っている人は、特に読むべきです。読まないだろうけど。 デマに騙されない人間なんていないし、ホモが嫌いな女子なんていないし、飛影はそんなこと言わないし、お兄ちゃんどいてそいつ殺せません。 タイトルに「錯覚」という言葉が入っていますが、これ、書の内容を勘違いさせやすいかも、と思います。 錯覚というと錯視であるとか見間違いであるとか、そういったことを連想しがちですが、書の主題はそれ以外のところにあります。 書の主題を簡単にまとめるならば 「人間は自分の認識を過大評価する傾向がもうどうしようもなく組み込まれてしまっているよ」 ということであり 「あなたが自分の認識に対して持っている自信には、実は裏付けなんてほとんどないよ」 ということです。 空前絶後のデザインの悪さを誇る書の帯にも書いてあるのですが

    「錯覚の科学」は全国民必読の好著ですよ/「お前も、お前も、馬鹿じゃないのか。冷静なのは俺だけだな」 - 万来堂日記3rd(仮)
  • 暁美ほむらの慟哭「紫色のクオリア」

    「まどかマギカの種」と教えてもらって手にする。 書は、真っ二つに割れている。前半は、「人間がロボットに見える少女」の話だし、後半は、「その少女の親友が彼女を救けようとあがく」話になる。なるほど、後半は、まどかマギカをホーフツとさせる設定が見え隠れする。 特に、どうやっても救えない助けられない瀕死で微笑む手遅れ状態のまどかに向かって銃口を向けながら「う゛ーーーっ!!」と叫んだ暁美ほむらの咆哮を、確かに共有できる。後半の主人公に移入して、あの、身を揉むような絶望をシンクロする。 ただ、誰かを助けること+「時」やり直すこと、たくさんの可能性をくり返し試し続けること……といった設定だと、湯水のように使われる設定になる。うる星とドラえもんとハルヒのゴッタ煮のなかに、アルフレッド・ベスターやシュレディンガー、哲学的ゾンビのネタが混ぜ込んである。書いた人、「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」を泣

    暁美ほむらの慟哭「紫色のクオリア」
  • 「日本人の英語」 - 最尤日記

    マーク・ピーターセン「日人の英語」を読んだ。 結論:私は今まで読まなかったことを後悔している。ただ「将来英文を書くかも」程度の切実さが足りない人には上等すぎると思う。すでに英文を書いたけど「これでいいのか」と思う人になら当に助けになる。 "a"とか"the"の問題はnativeに直してもらっても理由までは説明してくれないというか、nativeでもよっぽど自分の言語についてよく考えている人でないと説明できない。なぜかというとこれは背後にあるnativeどう「感じ」ているかが問題だからなんだけど、このnativeの「感じ」を説明していある文章を私はこので始めて読んだよ。 さて、以下は評でなくて読んでいて書きたくなったこと。 まずはじめの"a"と"the"について。私もこの問題については考えてきたけど、このを読んでさらに理解がレベルアップした。冠詞が名詞につけるアクセサリーではなく、むし

    「日本人の英語」 - 最尤日記
  • 伊藤計劃 虐殺器官 - U´Å`U

    第一回PLAYBOYミステリー大賞国内編第一位の作品。 ポスト9・11の罪と罰を描く衝撃のデビュー長篇 と帯には書かれている。友人が、何はさておきこれだと勧めてくれたことがあって、そのあとすぐ買ったのだが、ずっと読まずに放っておいた。のだが、なんとなく先日読み始めてみたところ、出だしに掴まれてしまった。 みんな死んでいる。 みんな死んでいた。扉を開けると、そこにはぼくの母親がいて、すでに葬儀屋がワシントンの州法で義務づけられた防腐処理をすませている。エンバーマーがきっちりと表情をつくり、化粧もじゅうぶんにほどこされ、永遠に凍りついた偽りの安らかさをたたえている。 「ほら、ごらん、お前のうしろを。すべての死者たちがすぎゆくのを」 母さんがそう言ったので、ぼくは振り返る。すると、そこには広大な世界が広がっていて、死者たちがぼくに手を振って微笑んでいる。そこには、人類が同胞を埋葬することをおぼえ

    伊藤計劃 虐殺器官 - U´Å`U
  • 文字通り次元が違う一冊 - 書評 - フラットランド 多次元の冒険 : 404 Blog Not Found

    2009年03月25日12:00 カテゴリ書評/画評/品評Math 文字通り次元が違う一冊 - 書評 - フラットランド 多次元の冒険 出版社より献御礼。 フラットランド 多次元の冒険 Edwin Abbott Abbott Ian Stewart注 / 冨永星訳 [原著:The Annoteded Flatland] 比喩なしで、次元を超えた面白さ。原作より面白い。かつためになる。 春休みに読むのにもってこいな一冊。 書「フラットランド 多次元の冒険」は、あの古典「フラットランド」を、原題に"The Annotated Flatland"とあるように注釈したなのだけど、むしろその注釈がメインという一冊。 目次 - 日経BP書店|商品詳細 - フラットランド 注釈者まえがき はじめに 元書の表紙 元書のタイトルページ 元書の献辞 元書の序文 1884年刊行、改訂第2版のまえがき 元書

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  •  「ワタリガラスの謎」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    ワタリガラスの謎 作者: バーンドハインリッチ,Bernd Heinrich,渡辺政隆出版社/メーカー: どうぶつ社発売日: 1995/05メディア: 単行購入: 7人 クリック: 79回この商品を含むブログ (9件) を見る 「マルハナバチの経済学」で有名なベルンド・ハインリッチ(書ではバーンド・ハインリッチという表記になっている)による.原書が出版されたのは1990年,翻訳された書は1995年に出されたものだ.ハインリッチは「マルハナバチの経済学」の後,「ヤナギランの花咲く野辺で」というを出して自分の半生と研究の周辺を語ってくれた.そのときの著者のリサーチのフォーカスは昆虫の生理,行動パターンがいかに環境に適応しているかというものであり,まだハミルトンに始まる行動生態学的な関心は見せていない.書はその後のメーン州で行動生態学的な視点でワタリガラスを研究したエピソードを詳しく

     「ワタリガラスの謎」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 私家版SF OLD STANDARD その1 前口上 或いは言い訳でいっぱいの海 - 万来堂日記3rd(仮)

    SFが読みたい!〈2008年版〉発表!ベストSF2007 国内篇・海外篇 早川書房Amazon「SFが読みたい! 2008年度版」をあちこちつまみい的に読み進めているわけですが、その中に「SF最新スタンダード200徹底紹介」というコーナーがございまして。「このラノ」の影響でございましょうかね。SFをサブジャンルに分けて、その中でのオススメを10冊づつ紹介していくコーナーがあるわけでございます。 こちらのコーナーで紹介されている作品というのが、最新と銘打ち、サブタイにSF NEW STANDARDとつけているだけありまして、ラノベも視野に入れて、わりと最近の作品に的を絞ったものとなっております。現在入手可能かどうかというのも考慮に入れられているんでありましょう。 ただ、その裏返しで、今までだったら挙げられていたような作品、ちょっと古めのクラシックというのがばっさり削られているような印象を受

    私家版SF OLD STANDARD その1 前口上 或いは言い訳でいっぱいの海 - 万来堂日記3rd(仮)
  • ラボ・ダイナミクス―理系人間のためのコミュニケーションスキル―

    (07/18)私はいかにしてニセ科学批判者と呼ばれるに至ったか (07/17)産総研がバイオインフォマティクスのワークショップを開催するようです (07/12)IBMがゲノムビジネスに格参入するらしい (07/11)ホメオパシー助産師のビタミンK2の問題が裁判になった (07/04)日トンデモ大賞2010オープニングムービー (07/03)トゥーリオ・シモンチーニのがん治療についてのまとめ (03/29)『「トンデモ」批判の政治性と政治の未来』にコメントしてみる (03/24)ニセ科学商品バイオラバーについてのまとめ (03/23)正しい目薬のさし方 (03/21)科学なポッドキャストをまとめて紹介してみる はじめにお読みください(1) サイエンスニュース(122) 宇宙開発・天文ニュース(78) サイエンストピックス(57) バイオニュース(155) バイオインフォマティクス(17

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  • 一年以上かけて読(める|むべき)一冊 - 書評 - A New Kind of Science : 404 Blog Not Found

    2007年11月13日04:00 カテゴリ書評/画評/品評Math 一年以上かけて読(める|むべき)一冊 - 書評 - A New Kind of Science The 2,3 turing machineが出たときに紹介しようと思っていたらなんだかんだで後回しになってしまった。 A New Kind of Science Stephen Wolfram 私はこれまで全てのページに少なくとも3度以上目を通した。 が、とても「読了」(read)したとは言えない。せいぜい「目を通した」(browse)したといったところか。 それでも紹介せずにはいられない魅力がこのにはある。 書"A New Kind of Science"は、超天才Stephen Wolframの単著。いや、涼宮ハルヒが超天才なら、こちらはもう神としかいいようがない。 といっても、知名度ではいまいちかも知れない。少なくと

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  • [書評]ウェブ時代をゆく(梅田望夫): 極東ブログ

    「ウェブ時代をゆく(梅田望夫)」(参照)は当初思っていたより重厚で読み応えがあり、また提示されているいくつかのダイコトミー(二分法)が多少錯綜するかにも見えるので、図解的に整理してみたい気分にもなった。が、そうしていると読後の記録を逸しそうになるので、強引だが取りあえず自分の思いの側からエントリを書いておきたい。 読者対象はIT系志向の30歳から45歳の働き盛りのビジネスマンだろう。彼らに今後進展するウェブ時代の傾向と、どのように働き生き抜くかという課題を提示し、著者の知識と経験から具体的な対処の手法を各種示唆している。いくつかの部分は昨今流行のライフハック的な箇条書きにもまとめられるだろう。 書の目論見は、twitterで対象範囲の読者たちの感想を私が散見した範囲では、正面から受け止めている。だが実践面で書が説く「けものみち」、つまり大企業から離れて職業人として生きていく進路には、さ

  • 404 Blog Not Found:自白の心理学

    2006年10月15日19:55 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - 自白の心理学 「99.9%は有罪」という言葉ですぐに思い出したのが、書「自白の心理学」だ。 自白の心理学 浜田寿美男 日において取り調べを受ける可能性のある人々、すなわち日国に住む者は全員目を通しておくべき一冊だと思う。 同工異曲としては、「取調室の心理学」もあり、これはこれで面白いが、強いて傾向を述べると「自白の心理学」はより鳥瞰的、「取調室の心理学」はより虫瞰的なので、こちらの方をentryでは紹介する。もちろん両方読んでもよい。「取り調べられる前に」書を読み、「取り調べられることになったら」(拘置所で?)「取調室の心理学」に目を通すという使い分けも出来るか。 目次は以下のとおり。 序 自白と冤罪 冤罪は遠い世界の話ではない 冤罪のひろがり 解くべき謎 第一章 なぜ不利なうそをつくのか 宇和島事件と自白 う

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