リオデジャネイロで3日、リハーサルをするリラさん=AP 【リオデジャネイロ=平山亜理】真夏を迎えた南米ブラジルのリオデジャネイロで12日、伝統の祭典「カーニバル」が始まった。今年、最も注目されているのは、有名サンバチームが史上最年少の7歳の少女をサンバクイーンに選んだこと。観客を魅惑する役回りを幼い子どもにさせるのは問題があるのでは、との声が一部で上がった。 地元の報道によると、クイーンを務めるのはチーム「ウニドス・ド・ビラドウロ」の団長の娘、ジュリア・リラさん。通常、クイーンは露出度の高い衣装でパレードの先頭を踊り歩くため、州の児童擁護審議会は「好ましくない」としていた。 登場が14日深夜から15日未明という時間帯も問題視された。パレード参加をジュリアさんに認めるかは、家庭裁判所の判断に委ねられたが、結局同裁判所は許可。ジュリアさんは「踊るのが好きなだけ」と無邪気に語り、父親のマル