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増田文学に関するPinon3sのブックマーク (19)

  • マッチングアプリを使ったら同級生が来た話

    きっかけ はじめてアプリを使った。田舎の片隅で20ちょいの年数を生きてきて、彼氏欲しいな〜って思ったこともあったけど、嫌な思いもしたのである時から興味を持つことをやめた。私の好きなものは推し推しカプとBLで、お金仕事も自信ないし、いずれ適当に死のうと思ってその日その日が過ぎるのを淡々と待っていたから。 些細なきっかけでした。 それはTwitterのフォロワーがマッチングアプリで男漁り(言い方)をしてるのを上げていたから。 そのとき私は気付いた。(私もマッチングアプリが使える年齢じゃん)と。そう思ったら俄然興味が湧いてきた。話のネタになればなーって思って動いた。 とりあえず顔面登録しなくても使えて、漫画とアニメと、もうオタク感満載のプロフィールを適当に。 地方都市で人口が少ないからか色んな人とマッチングした。歳上、歳下、みんな趣味は似てたけど、タメ口だった。なんならヤリモク(性行為目的)

    マッチングアプリを使ったら同級生が来た話
  • いいなと思うもの

    ・水族館や動物園で、説明文を読んで得たばかりの知識を、同行者になぜか少し得意げに披露している人の声を聞きながら、動物や魚を見ている瞬間 ・いいパン屋でいい惣菜パンを買って、包み紙に油が染みているのを見たとき ・新しいゲーム機の初期設定をしているときの、焦れるようなワクワクするような感じ ・ロイヤルホストなどのファミレスの看板が、雲ひとつない青空をバックにゆっくり回転している ・22時22分 ・式典のために用意された、デカい花瓶に入ったデカい生花の近くを通ったときに感じる、強い花の匂い ・12月の雨の日、降っているものにあられが混じっていることに気がつく瞬間 ・春先に飛んでるオレンジ色のチョウチョ(ツマグロヒョウモン!) ・夏場に美術館や博物館に行ったときの、圧倒的な涼しさ(案外人は多くて、静かさはない) ・自転車でネコの横を通り抜けるときにネコが見せる、いつでも動けるように緊張した姿(実際

    いいなと思うもの
  • 恋愛で人生が狂った

    既婚、31歳。結婚7年。 独身の女の子に恋をした。 俺たちは愛し合ってた。 まるで10代みたいに心がときめく恋だった。 俺の中にこんな心が残っていたのかと驚くくらい彼女に恋していた。 長年セックスレスと会話レスでからの愛情を感じない暮らしをしていた俺にとって、彼女は女神だった。 幸せだった。 離婚してこの娘と一緒になりたいと思った。 とは冷めきっていたから簡単に離婚できると思っていた。 そんな折にちょっとしたことでと諍いになり、の方から離婚だと言い出した。 渡りに船と思った俺は、互いに自分の両親に報告し、これから資産の処分について話し合いをしようということになった。 そこでは「やはり離婚したくない」と言い出した。 俺に対して「もう好きじゃないし、今後好きになることはありえない」と言ったくせに。 「触られたくない。セックスしたいなら外でしてきて」と言ったくせに。 「一緒に寝たくない

    恋愛で人生が狂った
  • 彼女に神秘性を取り戻してほしいようなそうでもないような

    彼女には、大学のサークルの新歓で一目惚れした 一度勧誘をうけてちょっと気になったサークルの歓迎会に顔を出したら、そこに彼女がいた ひとことも話してないし、なんならマジマジと顔を見たわけでもないんだけど、「メチャクチャ可愛い人おるやんけ!!」と強く思ったのは覚えている なんというか、強烈に可愛かった 服装なのか顔なのか仕草なのか、なにが琴線に触れたかっていうのは思い出せないんだけど、とにかく、そのときの彼女は俺にとって爆発的な存在感があった 視界に入っただけで、そこんところにエフェクトがかかって、ほかがボヤけるような感じがした 俺は彼女とお近づきになれることを祈ってサークルに入った 1年間、いろいろあって、彼女と付き合うようになり、そのままもう6年くらい経つ で、さすがに6年も付き合っていると、結構見え方が違ってくるわけですよ 彼女はメチャクチャ可愛いと思うんだけど、その可愛さの種類が変わっ

    彼女に神秘性を取り戻してほしいようなそうでもないような
  • 蜂の巣作りと幸せの話

    自宅のアパートの廊下に大きな蜂が巣を作ってしまった。 何日か前から、なんだかブンブン飛んでいやがるな、とは思っていた。それが、ある日出勤するときに廊下を通り過ぎようとしたら階段の頭上に何匹も無数に集まって、大勢でえんやえんやと巨大化を図っていたのだ。 サイズはソフトボールぐらいで、急に出現したとしか感じられないぐらい、その前段階みたいなものを見た記憶がない。 おそらくは、当に一日、二日のうちに寄ってたかって今の大きさまで作り上げてしまったのではないかと思う。基的に狩りと営巣以外にやることのない連中だから、勢いがついたらすごいのだ。実際、「すげーな」と見ていて思わず言ってしまった。 たまたま、アパートを出たところで大家さんに会ったので(目の前にお住まいである)、状況を報告した。 保健所に連絡しましょうか、と提案したらご自分でどうにかなさるという。大家さんと二人、なぜか再び階段を上って場所

    蜂の巣作りと幸せの話
  • 実家の犬に 弔辞

    実家の犬が昨日亡くなったそうだ。東京からは帰省も出来ず、会えなかった。 我が家には過ぎるくらいのいい犬だった。 犬との思い出を書こうと思ったが、そんなことをしていたら辞書くらいの分量がいる。 どうしてもなにか書きとめておきたいkら、誰に聞かせるわけでもないけれど弔辞だけ書いた。 犬よ おれが10歳のときに拾ってきた犬よ バイパスの高架の下に捨てられていて みかんの箱で連れて帰って 獣医さんにもに連れていって うちの軒下に住むことになった 6月6日の小さな犬よ おれが散歩に連れて行った犬よ 昔はなんでもちょっかい出して よせばいいのにマムシをいじめて 鼻面がビビるくらいに腫れていて 獣医とておまえが悪いと言っていた 夏の散歩が大好きな犬よ おれの家出についてきた犬よ おまえはおそらく散歩のつもりで おれは二度とは帰らぬつもりで あくる日は隣の町で見つかって おれたちは泣きながら帰った 冬のあ

    実家の犬に 弔辞
  • 奇跡が起きるのは思っているより多いのかもしれないという話

    俺は海沿いの街で暮らしていて、二日に一度くらいの割合で仕事が終わってから浜辺に焚き火台を出して一人で何時間も火を焚いているという、あんまり頭の良くない趣味を持っている。 職場から家に帰ってきて焚き火台と薪を持って浜まで行くと、始められるのがおおよそ19時過ぎで、何回もやっているくせに木が炭になる時間の感覚がいまいちつかめないのもあって、「俺はいま焚き火をやってるな」と実感できる数の薪を燃やしていると綺麗に燃え尽きるのが21時半ぐらい、それからようやく夕飯をべ始めるのでやっぱり馬鹿なんだと思う。 季節で日が落ちるのが遅いけれども、灯りのあまりない海岸なので、20時を過ぎるとかなり暗くなる。自動車が道路を行き交う音と海鳴りが聴こえる闇の中にいるのは俺だけ…では意外となくて、砂浜に降りてくる道のコンクリートで舗装された突端に、よく誰かが二人で座っていたりする。 それは必ずしも決まった人たちでは

    奇跡が起きるのは思っているより多いのかもしれないという話
  • 原宿駅

    ある日の暮方の事である。一人の少年が、原宿駅の跡地で雨やみを待っていた。朽ちた柱に蔦の絡みついた、いまにも崩れ落ちそうな原宿駅跡地は、その昔、若人が大勢集う、たいそう賑やかな駅であったという。かつてこの地は「原宿」と呼ばれており、商いで栄えていたそうな。今は広大な荒れ地が広がり、かつての栄華は見る影もない。少年は荒野の真ん中でただ一人きりであった。ただ、所々地面から、かつてのビル群の瓦礫が顔を出している。少年は雨が止むまで、その瓦礫を見詰めて暇を潰すことにした。あれは、セシルマクビー、ピンクラテ、そして…Q-pot CAFE。少年は歴史がたいそう得意であった。 何故原宿がここまで荒れ果てたかと云うと、七十年ほど前、東京には、疫病とか五輪とか不況とか云う災がつづいて起った。そこで人々は住まいをこぞって京都に移し、それに続いて都も移された。およそ二百五十年ぶりの遷都であった。人の消えた東京のさ

    原宿駅
  • 2021年1Q 個人的おすすめ増田文学9選

    # タイトル日付 ブクマ感想1 茶とコーヒーと俺ん家の話 1/23 642 これぞ増田文学2 小さな図書館の思い出を喋りたい 2/27 274 生々しく悲しい別れの話3 コロナ失職したアラフォーおっさんが自作のWEBサービスを公開するまで 4/4 432努力の話。がんばれおっさん。4 はじめてラーメン二郎に行った 2/5 233 二郎デビューを思い出させるシズル感5 同棲を解消したら同棲を解消しなかった未来が見えた 2/26 353 じんわりと、ずっしりと胸に来る6 コロナで母が壊れた 2/6 183 最後まで読んで欲しい7 金沢駅のトイレで、e-maのど飴を握りしめたあの日のこと 2/2 518 心温まる素敵な増田8 緊急事態宣言下のカツカレー 1/27 922 日常を切り取るのが上手い9 市役所でべしゃり散らす女児を見ていて思った話 3/9 796 SFチック。興味深い。雑多に選んでみ

    2021年1Q 個人的おすすめ増田文学9選
  • 茶とコーヒーと俺ん家の話

    俺は30過ぎてこどおじで、別に給与が特段低いとか家族の介護が必要とかそういう事情でもなく、俺個人に引っ越しするための意欲が湧かないのと、そもそも家を出る意義がもう一つピンと来てないので、実家にいる。 俺と両親合わせて3人の家族仲は特別良くも悪くもない…というのは、家庭内の緊張とか不和とかの微妙な感情をないまぜにして無難に平均化した言い方で、俺と両親はそれぞれあまり会話もないけど、「お前、いつ家出るんだよ? あと、結婚…はまあ置いといて、日々の言動とか読んでるとかなんか変なんばっかりだし、まともに社会人やれてるんだろうか?」的な無言の変な気まずさを感じるし、母と父の方はわりかし明確にいまお互いの生活態度にストレスを感じているっぽい。 しかし、だからといって、各々の了見をめぐってケンカになったりとかもないのだ。だから、まあ特別仲は良くも悪くもない、ということになる。 … 夕飯は大抵三人で一緒

    茶とコーヒーと俺ん家の話
  • ゲームが好きで一時期ゲーム会社にも入った私からの意見。 少し長くなるが..

    ゲームが好きで一時期ゲーム会社にも入った私からの意見。 少し長くなるが議論を聞く余地がありそうな書きぶりだったのでよかったら読んでほしい。 私は高校生までこの方と同じような状況と考えだった。 時間の無駄。何が楽しいのかわからない。 何時間もやる連中の気が知れない。 映画が好き。 私の兄は子供の頃からゲームが大好きな人だった。兄弟のお年玉を共有財産として使ってしまう人で、私が無欲だったのをいいことに私のお年玉を自分のお年玉と合算してゲームを買ってしまう人だった。 (いま思えば兄への不信感はこの時から始まり以後数十年続いているのだけどそれはまた別の話) 自分はそれこそゲームなんてまるでなんの興味も関心もなかったし、シューティングゲームだのRPGだの、そういったゲームを兄が夢中になってやるのを、冷めた目で見ていた。 ためしにやってみなよと言われていくつかやってみたものの、ぷよぷよはどうしても半魚

    ゲームが好きで一時期ゲーム会社にも入った私からの意見。 少し長くなるが..
  • 乱れ髪

    『しりとり』のゲームとしての欠陥について、彼女は述べた。 1.ゲームの勝利がボキャブラリーに依存すること。語彙が5万以上ある成人と、子供とでは勝負にならない。 2.戦略性に乏しいこと。言葉の組み合わせが無限にあるので、何か一定の戦略に基づいてゲームを進めることは不可能である。 3,4,5...とにかく、挙げ始めればきりがないくらいにあるみたいだった。 「じゃあ、どうすればいい?」と、僕は尋ねた。彼女は答えた。 「つまりね、自由すぎるルールに少しの制限つけるの。不自由を与えると、ゲームというのは不思議と多様性が増して、そして面白くなるものなのよ。あるいは、ゴールを変えてしまったりとか」 「ゴールを変えるって?」 「しりとりって、【ん】が付いた言葉を言ってしまった方が負けだけど、誰かが勝って、もう一方が負けるというゴールをそもそもやめてしまうのもいいと思う。例えば、20回しりとりを続けられたら

    乱れ髪
  • 喪女が死にものぐるいで恋活してホステスになった

    誰かから好きになってもらえたことが 一度もなく、 22歳で、処女だった。 当に当に当に焦っていた。 この年齢で処女であることに当に焦っていた。 当時、大学4年生の22歳で処女だった。 17歳くらいから「実はこの間彼氏と…」という報告を友達からされるようになり、 22歳になるころには当たり前に女子会でセックスの話題になることが増えた。 自分だけが知らない話題が頻繁に出ることに疎外感を覚えた。 自分自身はクソブスのインキャだけど、 友達とか所属してるゼミとかサークルとかバイト先とかの人は可愛い子ばっかりで 自分の親しい子の中には一人も処女がいなかった。 「えっ!?まだしたことないの?」 「22歳で処女は重いよ、早く卒業しちゃいなよ」 「初めては大事にしなよ」 たくさんの人から色々な意見をもらった。 セックスを経験している同い年の子や後輩が、自分よりずっとずっと大人に見えた。 「彼氏とH

    喪女が死にものぐるいで恋活してホステスになった
  • もしも桃太郎が一行がITのスタートアップだったら

    恵比寿駅の喫茶店。イヌ、サル、キジが張り詰めた空気でテーブルに同席している。 喫茶店のドアを開けて、桃太郎が入ってくる。 桃太郎「おつかれーっす」 イヌ、サル、キジ「……っす」 桃太郎「ごめんごめん、遅くなっちゃったわ。いやね、きのう金太郎と浦島太郎と飲みがあってさ」 キジ「え、あの有名な……」 桃太郎「そうそう。お互い名刺交換して。まぁやっぱ視座の高さが違ったわ。特に浦島太郎なんて玉手箱開けた経験者だし。金太郎は店にクマで乗り付けてた。ツキノワグマ」 サル「はー、すごいっすね」 桃太郎「浦島太郎、酔って乙姫に今から店こいよ!ってLINEしてたわ。ま、来なかったんだけど」 イヌ「……」 桃太郎「で、今日は何の話だっけ?」 サル「えーっと、それがっすね……」 桃太郎「来月の、鬼ヶ島ロンチの話?」 キジ「いや……」 イヌ「……俺から話すわ。実は、四人の座組みの件で、もう一回ちゃんと話したくて」

    もしも桃太郎が一行がITのスタートアップだったら
  • 家電の機嫌を取るのは難しい

    今日は日曜なので10時半に起きた。遅い朝を取ろうと炊飯器を開けようとすると、スイッチが開かない。 私が「おーい、」と言いながら蓋のところを叩くと、炊飯器は伸びをしたように一度体を震わせて、ボコりと蓋を開けた。 「もう昼前なのに寝ぼけてんのかね」 私がそう言いながらしゃもじでご飯をよそっていると、炊飯器は寝起きのだるそうな声をしながら、 「買い主がものぐさだと家電もそうなるんですよ、私はあなたに似たんです。」 と言ったので、少し強めに蓋を閉めた。 「昼にもごはんべるから、ちゃんと保温しといてよ。昼寝しないでよ。」 そう言い返したが、返事はなかった。 居間で朝べながら、家電について考えた。 最近、うちの家電たちが私に冷たいのはおそらく気のせいではない。 原因は分かっている。 この前、酔って帰ってきたときに、うっかり一晩じゅう冷蔵庫の扉を半開きにしていたことがあり、中のべ物を半分駄目

    家電の機嫌を取るのは難しい
  • 私には恋人がいる

    私には恋人がいる。 「大人になってから恋をはじめるのは難しい」と周りの人は言うけど、そんなことはない。 彼と出会ったのは、去年の冬だった。彼は友人友人だった。この世で最も邪悪な空間である新宿三丁目の居酒屋のボックス席で、彼と私は邂逅した。はじめまして、お仕事は何されてるんですか、今おいくつですか、どちらにお住まいですか。あたりさわりのない会話は、私たちの距離を縮めない。彼は私よりひと回り年上の会社員で、東横線沿いに暮らしているらしかった。2時間ほど飲んだあと、彼のほうから私に電話番号を聞いてきた。私はここで初めて、はじめから彼のことを好ましく思っていたことに気がついた。 彼とふたりで出かけたのは、出会って1週間目の、土曜の晩だった。彼が選んだ店には一枚板のカウンターがあり、真っ赤な丸椅子には背もたれがなかった。くるくると回転する丸椅子は座りにくかったので、私はしばしば彼の膝に自分の膝をぶ

    私には恋人がいる
  • 女友達が違う生き物になったのがつらい

    もやもやしたので書く 俺にはもう10年近い付き合いになる女友達がいる 彼女とは高校で知り合い、偶然同じ大学に行き、そして就職してからも週に何度も遊ぶ仲だった と、言うと付き合っているのか?となるが付き合ってはいなかった いわゆるそういう関係でもなかった 一度か二度、そういうこともあったけれど……誤解を恐れずに言うとコミュニケーションの一環に近かったと思う 彼女はとてもサバザバしている人で、俺との関係に問われると 「男女の友情なんて存在しない。だから、○○君と私の関係も恋愛が絡まないことなんてない」 「○○君は私のキープみたいな感じかな」 と言った それだけ聞くと悪く感じるかもしれないが、当に優しい人柄で頭も良く、そして感性がとても豊かな人だった 俺は彼女のことを純粋に人間として尊敬していたし、大好きだった そんな彼女が最近結婚した 彼女と結婚したのはこれまた俺と近い友人だった 付き合って

    女友達が違う生き物になったのがつらい
  • 副業で風俗レポを連載していたのだが、

    諸般の事情でサイトが閉鎖されてしまった。原稿が一無駄になってしまったので、はてな匿名ダイアリーに放流する。 🌑 お久しぶり~。とにかく更新が滞りがちなこの連載。今回はちょっと趣向を変えて、生まれて初めてアジアンエステに行った日のことを書くぞ。もう六年半も前の話だ。僕のドスケベオイルマッサージ道はこの日から始まったのだ! 某月某日、夜。駅前の商店街を歩いていると、妖しく点滅する立て看板が目に入った。 中国式マッサージ 60分¥6000 インターホンを鳴らすと、異様に背の低い老婆が出てきた。待合室に通され、メニューを渡される。メニュー表には複数のコースが書かれていたが、婆さんは90分一万円のコースをゴリ押ししてきた。僕は気圧されて、よくわからないまま一万円を払った。 部屋に案内されて、ベッドに腰かけていると、小柄な女の子が入ってきた。名前はナナちゃん。第一印象はツンとして見えるが、笑うと一

    副業で風俗レポを連載していたのだが、
  • なんか結婚できた

    今年の2月に結婚したのだが、そこに至るまでの経緯がかなり変わっているので、ちょっと文章に残しておこうと思う。 彼女と最初に会ったのは13年前なのだが、最近までほとんどまともに会話したことがなかった。 最初に会ったのは留学先のトロントだった。バイトしていた和レストランで、数回だけ彼女とシフトが重なった。その店は日人の留学生を積極的に雇っていた。 彼女は僕より先に帰国した。連絡先を交換することもなく、軽く挨拶だけして別れた。特に仲良くなったわけでもなかった。 数年後、彼女はマッサージ嬢になっていた。いわゆるグレーな店ってやつだ。僕はサラリーマンになっていた。会社帰りに先輩と酒を飲んで、酔った勢いで入った店に彼女がいたのだ。体のラインがくっきり見える白いワンピースを着ていた。スカートはパンツが見えるぐらい短くて、とんでもなくエロかった。お互いに顔を見合わせて、アッという顔をしたが、それ以上は

    なんか結婚できた
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