米国のインターネット最大手グーグル社は3日、歩行者の視点で町の画像を見られる地図サイト「ストリートビュー」を大幅にアップデートしたと発表した。最新版ではこれまでの車道沿いの画像だけでなく、沿線の建物内部にも入れるようになったが、温泉旅館の女湯やトイレにまで入れる仕様については賛否が分かれている。 世界中の沿線画像を提供してきた同社だが、最近は撮影機材を小型化することで、登山道や公共施設の内部など、車では入れなかった場所のデータも扱っている。すでにNASAのスペースシャトル駐機場画像を提供しているほか、4月にはニューヨーク・マンハッタン島にあるビル全ての内部画像を公開する予定だ。 日本でも同様のサービスを順次提供していくが、現在公開されている建物内部の画像の中には、女性が入浴中の温泉内画像や、トイレの個室も含まれていることから、「そこまで撮影する必要があるのか」と疑問視する声も挙がっている。