民主党の鳩山由紀夫元首相(10万65)は21日、総選挙への立候補を断念し、政界を引退すると発表した。引退の理由として、鳩山氏は「そろそろ母星に帰る時期だと思った」と説明した。 この日の会見で鳩山氏は「この星にやってきて早65年が過ぎましたが、この度『第3の人生』として地球を離れ、妻とともに母星に帰ることにいたしました」と説明。 また、政治家として活動してきた自らの半生について、「波乱万丈の地球生活だったが、政治家としては幸せだった」と振り返る一方、自身の首相在任時代について「私の信念にのっとりリーダーシップを発揮してきたが、結局最後の最後まで、この惑星での政治のやり方がよく分からなかった」として、失政の責任を棚上げした。 民主党では、来る総選挙を前に党への公認申請をする際、誓約書に指紋を押捺することを求めたが、鳩山氏には元々指紋がなかったため、これを機に政界を引退し、母星への帰還を決断した