インド議会は10日、三重県鳥羽市の鳥羽水族館で飼育している深海生物・ダイオウグソクムシの「NO1」に、最高褒章にあたる「マハトマ・ガンディー栄誉賞」を授与することを全会一致で可決した。インド人以外が同賞を受賞するのは、1947年に褒章制度を開始して以降初めて。 ダイオウグソクムシは中南米の海底域に生息する生物で、ダンゴムシなどと同じ仲間にあたる。普段は海底にたい積する動物の死骸を餌として食べることから「深海の掃除屋」と呼ばれることもある。 現在、鳥羽水族館で暮らしているダイオウグソクムシ「NO1」は2009年1月以降、餌を食べておらず、今年2月10日には絶食期間が1500日を超えた。飼育員も「理由はよくわからない」と首をかしげるが、このことが話題を呼び、今ではジュゴンやスナメリと並ぶ水族館の人気者になっている。 今回、インド議会がNO1にマハトマ・ガンディー栄誉賞を授与する理由として、会見